夫は喪男のバンドマン。ヤリマン人生に未練がないわけじゃないけれど……
――数々のヤリマン伝説を作ってきたRちゃんだけど、旦那さんはS男じゃないんだよね。
結婚したのは何歳のときだっけ。
R: 37歳かな。で、翌年出産した息子は3歳の可愛い盛り。
夫は全然S男じゃなくて、むしろ喪男。でも濃い系の顔でタイプだし、趣味でバンドのボーカルやDJやってて、普段はおとなしいんだけどステージの上に上がると別人のように激しいアクトをするの。
私と違って酒は一滴も飲めなくてシラフでそれをやるから、いつもすごいなって思ってる。
――メガネ男子?
R: うん。それもね、最初は銀縁眼鏡だったのに「黒縁セルフレームのほうが好きだ」って言ったらすぐに変えてくれた。
S男も魅力的だけど、やっぱり旦那さんにするんだったら、そうやって歩み寄ってくれる人のほうがいいよね。
――確かに、旦那さんがS男だったり貢がせタイプだったりしたら、なかなか心が休まらないかも。
R: そうそう。だって私、今まで付き合った人の中で毎月給料を持ってきてくれる男って旦那だけだもん。
フリーランスとかフリーターとかばっかりだったから、それだけでもすごいありがたい!
――ふむふむ、幸せなわけですね。ヤリマン人生への未練はないの?
R: うーん……人間だから未練がないわけじゃないよ。今でも急に「ああ、ヤリたい!」ってなって、気がつくとネットで女性用風俗の検索してたりする……(笑)。
でも、年もとったし子供がストッパーになってるから、以前のようなヤリマンには戻らないんじゃないかな。
――入れ食い状態でヤレる時期って限られてるもんね。女としてチヤホヤされるうちに楽しみたいってすごくわかるけど、それにばっかり囚われてると大事なものをつかみそこねちゃったりもするし……そこが難しい。
R: だからといって焦りすぎもよくないしね。
腹を決めてドーンと構えてたほうが、結局男も幸せも寄ってくるんじゃないかな。
――いいこと言うなあ。
R: あと、結婚しても楽しいことっていろいろできるんだよね。私が最近ハマッたのはローション運動会。
――それ何?
R: お金払ってローションだらけになるっていう、そういうイベントがあるの。もともとローションプレイ好きだし、転んだりすると若い男の子が「大丈夫ですか?」って手を差し伸べてくれるからすごくイイんだよね。「ナイスローション!」て掛け声かけ合ったりとか。
――可愛い息子を旦那に預けてどこ行ってるんだか。もう……(笑)。
次回は、Rさんの取材を終えた後の遠藤遊佐さんの考察をお届けします。
Text/遠藤遊佐