ぶっちゃけ一緒に住まないほうが…

というわけで周囲の親しい男性たちに聞いてみたところ、皆、口を揃えてセックスレスは治療できないから予防しかないという。まぁそうですよね。知ってました。となんの解決策も見つからなかったので、せめて予防方法を尋ねたところ、男の「この女とヤリたい」という気持ちを損なわせないこと。具体的には「慣れあわない」「すべてを曝け出さない」「友達カップルにならない」ということで、確かに~! と頭ではわかりつつ、ただ、慣れ合いの日常は平穏であるし、曝け出してすべてを受け止めてもらいたい欲望もあるし、友達カップルが居心地がいいのも確かであり、セックスと互いをわかり合った関係の両方を求めるから悶えるんです!

とはいうものの、わたし自身としては、男性の欲情はフレンドリーな親密さや安らぎのある日常とは裏腹にあるというテーゼが十分に理解できるのは、過去の経験を振り返ると「ぶっちゃけ男性と一緒に住まないほうが、セックスは長持ちするんでない?」ということで、それを最近離婚した男友達にも言ってみたところ「俺もまったくそう思う」という返事が戻ってきて「ですよねー……」となった。

って暮れになんでこんなしんみりとした失意溢れる話をしているのかはわからないけれども、逆に考えれば自立した女でいればいつまでもセックスは手の内にある(かもしれない)。そういうわけで来年は40代最後の歳になりますが、仕事も恋もセックスも今年以上に頑張っていきたい次第です。諦めが悪くてすみません! みなさま、よいお年を。

Text/大泉りか