挿れるの早くないですか?

男性、挿れるの早くないですか?放っておいたらキスしてちょっと胸を触って、下着の上からペペペッと触って、脱がせたらもう挿れようとしてくるあの展開。「えっ!?もう?早くない?」「まだ心の準備も体の準備もできていないのですが?」というあの瞬間。全国のみなさんも一度は経験したことがありますよね。今回は“挿れるの早すぎ問題”についてお話ししたいと思います。
これまでにも多くの方から「彼の前戯が短すぎる」「前戯が短いどころか前戯をしてくれない」という声が寄せられてきました。リアルな友人やバーで知り合った女性たちから悩みを打ち明けられたこともあります。ただ、私自身がそういった経験をした経験が少なく「前戯をサボる男性がいるなんて信じられない」と心のどこかで思っていました。しかし、私もついに前戯をサボられる経験をしたんです。
騎乗位の研究をしていた頃…
それは騎乗位のテクニック記事を書いていた頃。「騎乗位が苦手な女性が克服できるように」「騎乗位好きな女性がバリエーションを増やして楽しめるように」と、私生活で騎乗位の研究をしまくりました。相手があまり気乗りしていないときでさえ「前戯もしなくていいし、寝てるだけでいいから」と説得して騎乗位の練習台にしたことも。するとどうでしょう。それまでは形式的であっても必ず前戯をしてくれていた人が、一切の前戯をすることなく、ローションを塗って挿れようとしてきたんです。当然かのように。「いやいや、待て待て」と止めたところ「だって、前戯なしでも感じてたじゃん」と。
一時的であれ、私が前戯なしでもやらせてくれと迫った結果、間違った認識を持たせてしまったようです。セックスコラムニストとして、こんな男を世に放つわけにはいきません。そこで、冗談も交えつつ、女性と男性の体の違いから説明しました。「男はレンジでチン。1,2分でアツアツになる。でも、女はオーブンよ。窯全体が温まるまで10分も20分もかかる。その代わり一度アツアツになったらそう簡単には冷めないんだよ」って。しかし、こんな話が早くヤリたい人の心に残るわけがありません。そこで実践です。
一度、私が指定する通りの前戯をしてもらいます。正直な話、そんな前戯なんて全然エロくないんですよ。でも、その結果に仕上がった、ホカホカのトロトロのキュンキュンの粘膜に触れさせてみると、一気にボルテージが上がるわけです。
「前戯をするのとしないのとではコンニャクとTENGAくらい違うのか」と実感させてみたことで、その彼はきちんと前戯をするようになりました。女体の神秘を目の当たりにしたからか、それまで滅多にやらなかったオーラルセックスまでするようになり、こちらとしても手放せない存在に……。
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