
「濃厚セックス」という表現を時に目にするが、果たして「濃厚セックス」とは一体なんなのだろうか……。すでにセックスをする段階で「濃厚」ではあると思うが普通の「セックス」と「濃厚セックス」の違いについて考えてみたい。
恐らく「濃厚」の意味としては「互いの身体を貪り尽くす」ということなんだと思う。キスを濃厚にし、互いの性器を舐め合い、時間をかけて挿入をし、最後はドロドロとした精液を発射するということだろう。
だが、これは普通のことなのではなかろうか? セックスをする時点で「濃厚」なのは明白なわけだ。だったら「淡泊セックス」とは一体なんなのだろうか。そこで今回、「確かに淡泊セックスはあったな」という経験を振り返ってみる。
よろしければニノミヤさんの家に…
14人が参加する大規模飲み会で出会った弘美さんは、その日、終電がないのだという。千葉の奥地に住んでいるため、東京中心部の飲み会で電車がなくなってしまったのだ。そういった中、彼女は「ニノミヤさん、私帰れないので、もう少し付き合ってもらえませんか?」と24時頃の解散時に言ってきた。
僕は都心に住んでいるので構わなかったので、「そうしましょうか」と言った。たまたま飲み会の場所が自宅から近かったため、馴染みのバーへ行った。その店に行き、1時間半ほど飲んだところで「これからどうします?」と聞いた。
すると弘美さんは「まだ2時前ですよね。もしよろしければニノミヤさんの家に泊めてもらえますか? 5時台の始発で帰りますので」と言う。この時弘美さんと会ったのはわずか2回目。エロいことをする気は特になかったのだが、「まぁ、漫画喫茶に行くよりはいいか」と彼女を家にあげた。
別に僕の家は多人数が泊まれるような設定にはなっていないため、二人して一つの布団に同衾することとなった。彼女は「私達まだ会って2回目なのにこうやって寝てるのってすごいよね!」と言う。
僕自身、彼女に興味はなかったので「そうですよね~」的な気のない返事をしたのだが、突然彼女は服を全部脱ぎ、全裸になった。「ちょっとちょっと!」と言うも彼女は「ニノミヤさんも脱げ!」と酔っ払ったのか、命令をしてきたのだ。
- 1
- 2