美味しんぼのラーメン三銃士のように
というようなことを考えていたところ、『AV監督と男優が真剣に考えるうまいセックスってなんだろう?』の著者の二村さんがわたしのバイト先の新宿二丁目のバーに飲みにいらしてくれた。なので、うまいセックスってどうなのよ! と話題を振ったところ、「二口女が存在したら最強。キスをしながら言葉責めができるから」だとか「男の乳首を責める時にちんこも同時に擦るとそれが乳首責めではなく、手コキになってしまうからダメ」とか「美味しんぼのラーメン三銃士のように、キスの専門家、愛撫の専門家、挿入の専門家との4Pがベストなのではないか」など、たまたまその場に居合わせたゲイ客とともにどうしようもない話でも盛り上がることに。どこにいるんだ、セックス三銃士!
しかし、その三銃士理論は確かに一理ないわけでもない。というのも、「うまいセックス」を解明するのが難しいのは、セックスが総合格闘技的な要素があるからではないか。キスだけうまくても挿入がまるでダメとか、逆に挿入はいいけど手マンが絶望的とか、手マンは神だけどキスがおざなりとかって人もいるわけで。そんなことを考えながら、今回の文フリで買った『~うまいセックス』を読んだらやっぱりそれだよね、というシンプルな結論が。なるほどなぁと思うとともに、わたしも「セックスが下手」と思われないように、気を配ろうと思います。Kindleで読めるらしいのでご興味ある方はどうぞ!
Text/大泉りか
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