3Pを経験するのはいいが…
かくして3Pについての結論としては「経験を一度するのはいいかもしれないが、あくまでも自分がその行為を好きかどうかを判断するため」程度のものではないかと考える。かつて雑誌には「開運グッズ」の広告があった。札束の入ったバスタブで真ん中に男がいて、両脇に美女をはべらせている。
その後この3人がやることはまぁ、想像がつくわけだが、3Pというものにはこの手のニオイも感じてしまうのである。男がカネにあかせて希望もしないエロを女性に要求する、というものである。なお、この時3人の女性のうち2人と3Pをしたが、組み合わせは3組あった。どの組み合わせが良いか、といえば、最初の時処女だった香苗以外の2人との方が楽しかった。何しろあっけらかんとしており、もじもじと恥ずかしがったりしない。
しかしながら、この1年後、香苗は彼氏ができてかなりの手ほどきを受けたらしく、僕と再会した時に2人で恵比寿のラブホテルに行ったらとんでもなく口淫が上手になっていた。「ちょっとやめてくれ! もう出ちゃう!」といった状況になるほどで、エロ道も成長はあるものだ、と感じ入ったのである。当然この時の2人での行為の方が3Pよりも良かった。
Text/中川淳一郎
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