家に着いたらすぐに…

「家に着いたらすぐにヤろう!」と提案したら「わかったー」とまたヘラヘラとする。そして、家に着くと電気は消えており、両親は寝ているようだった。そりゃそうだ。もう午前2時なのだから。すると彼女はリビングのソファーに僕を引っ張っていき、その場で突然全裸になった。「ナンシー、待て待て!!! お父さんが起きたらどうする!」「家に着いたらすぐヤろうと言ったじゃないの、約束違反はダメよ」とこれまた論理的な反論をしてくる。

結局恐る恐ると行為を開始したが、ナンシーは喘ぎ声をあげる。口を押さえて声が漏れるのを防ごうとしたら手を噛みつかれた。「起きてこないから大丈夫よ。上に行くのも面倒くさいでしょ」と言われた。結局ヒヤヒヤしながら結合をしたのだが、さすがに射精までは行けなかった。何しろティッシュがその場になかったし、仮にソファーに液が付いてしまったらニオイが残るかもしれない。

この後彼女の部屋に行き、2回目を開始したが、さすがにグデングデンの彼女はベッドに入ると前戯の途中でいびきをかき始めた。一体何が何やら分からない夜だったが、翌日彼女にこの一連の流れを説明したら「えっ、私がそんなこと言ったりやったりしたの。うっそー、怖い!」と他人事なのである。かくしてセックスまみれの6泊7日・アメリカの旅はこれにて終了したのである。

Text/中川淳一郎