理不尽すぎる!わたしが中3でハブられたのは男友達を抜いてあげたから

この春に息子が小学校にあがりました。保育園の送り迎えがなくなり楽になったのはいいのですが、これまでのところ週に一度くらいのペースで担任の先生から電話がかかってくる。しかも「お友達に腕が当たってしまった(=殴った)」「お友達と取っ組み合いになってしまった」といった暴力沙汰ばかりで泣きそうです。0歳からプロレス会場に連れて行っていたツケがここに来ている。

なかなか胃が痛い日々を送る今日のこの頃、ふと思い出すのは独身時代に母から受けた忠告で、「無理して子どもなんて産まなくていいのよ。子どもなんて、まったく予想外に育つのよ。いじめられないかって心配していたら、いじめっこだったりするんだから!」って、そのときは、なんでそんなネガティブなこと言うんだ! と思ったものの、今となっては親身に沁みます。

中三の時にハブられた理由

さていじめといえば、わたしには中三の時にハブられたという、少々つらい過去がある。そのいじめの原因が理不尽すぎてヤバいので、今回、お焚き上げをして、わたしの無念を成仏させてください。

あれは夏休みのことでした。同じ中学に通う男友達が突然、家に遊びに来た。もともとグループでデートするくらいの親しい間柄ではあったので、家にあげてふたりきりでおしゃべりをしていたところ、突然「ちょっとフェラチオしてくれない?」と頼んできたのです。彼のことは特別に好きなわけでもなかったけど、かといってちょうど好きな人や彼氏がいる時期でもなかった。その頃、わたしはまだ処女で、しかし、だからこそ、むしろ好奇心が猛烈にくすぐられた。セックスまでするのはちょっと嫌だけど、フェラならば……と彼の要求を受け入れ、フェラチオで抜いて差し上げた。優しすぎんだろわたし。しかし、精液がグレープフルーツみたいな味がすることを知って満足でした。

別の男の子が家に来て…

ところが、それから数週間後。また別の男友達が我が家に遊びに来て、そして言ったのです。「フェラチオしてくれない?」と。あの男、ペラペラしゃべりやがったな、と思いながらも、さすがに性処理の便利屋扱いされるのは心外であるので断ったところ、「俺、実はずっと好きだったんだよ。付き合ってくれないか」と愛の告白をかましてきた。ロコツすぎるだろ、としらけながらそれも丁重にお断りしたところ、すごすごと返っていった翌日から、その男が指揮を執り、これまで仲のよかったグループの子たちから無視されることになった。ちょうど中三だったから、その秋に行われた修学旅行もひとりポツンとボッチ。バスで東北をまわったのだけど、先生の隣の席に座ったという悲しい思い出……口の軽い男友達にフェラチオするの、ダメ、ゼッタイ! このときに得た教訓です。

Text/大泉りか