付き合いの長いカップルからよく聞くのが「夜は疲れてセックスする気になれない」「仕事の後のセックスは中折れする」といった、セックスのクオリティが下がる問題です。原因は、年齢を重ねて体力や性欲が低下したこと、回数を重ねていくうちにマンネリ化したことだと考えられます。こういったカップルにおすすめしたいのは、朝活です。世間でいう朝活は、早起きして朝食を食べに行くとか、カフェで仕事をするとか、軽い運動をすることだと思いますが、私のおすすめする朝活はもちろんセックスです。
なぜ朝セックスがいいのか
①朝勃ちを利用できる
朝セックスした方がいい理由は、なんといっても朝勃ちしているから!勃ってるモノはなんとかってことわざもあるくらいですし(ありません)。単純に生理的現象で勃っているだけなんですが、勃起した男性器に刺激を受けると性欲がムクムクと湧いてくることがあります。しかも、朝は1日の中で最もテストステロン値が高く、勃起力や精力も発揮しやすい状態です。朝勃ちしている男性の股間やその周辺を適当にまさぐるだけで性欲スイッチが入りやすいので、これを利用しない手はありません。
朝勃ちを利用できるのは男性だけではありません。女性も眠っている間に何度かクリトリスが勃起してはおさまるのを繰り返しており、朝起きた時に股間が濡れているのを感じたことがある女性も少なくありません。
②満足のいくセックスができる
朝は、リラックスモードの副交感神経からアクティブモードの交感神経への切り替えが行われます。目覚めたばかりのベッドでむにゃむにゃしている時間はまだリラックスモードなので、男性は勃ちが良く、女性は濡れやすく、セックスを始めるのに適した状態です。夜のセックスでは余計なことが頭をよぎって集中できない人も、まだ少し頭がボーっとしているこの時間なら集中しやすく、結果的に満足のいくセックスができる可能性が上がります。
③パフォーマンスが上がる
仕事や遊びで1日のエネルギーを使い果たした夜と比較すれば、朝はエネルギー満タンの状態です。セックス中に疲れて性欲がシャットダウンしてしまいがちな人も、朝セックスなら最後まで完走できる可能性があります。
④1日を有意義に過ごせる
セックスをすると、幸福感を感じるエンドルフィン、やる気アップのドーパミン、“愛情ホルモン”と呼ばれるオキシトシンが放出されます。1日の始まりをセックスでスタートすれば、ハッピーでポジティブな気分で過ごせますね。おしゃれなカフェに朝食を食べに行くより、よほど有意義な朝活じゃないですか?
⑤時間の節約になる
「さあセックスしよう」と思ったら、リラックスできる環境を作り、どうやってセックスに持ち込むかを考え、会話に気を付けながらムードを演出し、キスし始めるタイミングを見計らい……と、わりと時間を使いますよね。でも、朝セックスなら、同じベッドで目覚めて薄着で横になっているわけなので、あとは寝ぼけたフリでもしながら抱きついたり撫でたりして、最終的にセックスしたいかどうかの確認を取ればいいわけです。かなりの時短ですよね。
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