行為を始めてから違和感が…

砂浜の場合、誰かが見るかもしれないので、砂浜の手間の草むらにバスタオルを敷き、我々はエロを開始した。「みんな寝てるのに私とニノミヤさんだけが外にいるの、面白いですね」「みんなグーグー寝てますよ。それにしても金子さん、酒が強いですね」といった話をしながら浴衣は完全には脱がず、羽織った状態で我々はバスタオルの上で互いの体を舐め合い、アソコも舐めあった。

そして、ついに結合! 僕が正常位で腰を動かしはじめてから数分、違和感が。耳元でブィーンという音がして、ふくらはぎのあたりが痒くなっている。金子さんも腕をポリポリとかいている。なんと、大量の蚊がやってきたのだ。さらに泣きっ面に蜂なのが、カニがやってきて僕の足の指を挟んだ。

「イテッ!」と言うと金子さんは「私のアソコが締まり過ぎてますか?」と言ってくる。「カニに挟まれました」と言うと金子さんも耳をカニに挟まれて「痛い!」と言う。これはもはやエロどころではない。二人してほうぼうの体でそこから去り、旅館に戻って寝たのだった。蚊とカニのせいですっかり僕のアソコも萎えてしまった。

これまでで最もトホホなエロ体験がコレである。

Text/中川淳一郎