セックスがうまくなりたい人が鍛えるべき筋肉/BETSY

セックスが「うまい」とは

「セックスがうまい」とは何を指すと思いますか。表情や言葉などによるエロい雰囲気の作り方、手や口の動かし方などいろいろ思いつくかもしれません。何を指して「セックスがうまい」と言うのかは人それぞれの価値観がありますが、私が思う「セックスがうまい」は、相手を気持ちよくさせながら自分も気持ちよくなって、その姿に欲情し合うことです。つまり、セックスにどれだけ積極的に参加できるかだと思っています。

キスで言うなら、相手が突っ込んでくる舌を受け入れるだけではなく、こちらからも唇をむさぼること。相手がクンニ好きなら、自分の好きなクンニのやり方を教えた上で、実際に気持ちよくなるところをちゃんと見せること。相手がフェラや手コキが好きなら、相手の好みを聞いたり探ったりするのを楽しむことです。

挿入中も同じです。相手が出し入れするのをただ受け入れるのではありません。相手が主体で動いているなら、それに合わせて腰を微調整し、こちらが主体で動くなら、ガッツリ動いて相手を気持ちよくさせながら自分も気持ちよくなる。こうやって積極的に行為に参加していくことがセックスのうまさだと思います。

挿入時に“積極的に参加”するのは難しいと感じる人も多いかもしれません。体に棒状のモノが刺さっているんだから動きにくいのは当然です。しかし、受け入れるだけで気持ちよくなるのには限界があります。せっかく挿入するのなら、ちゃんと気持ちよくなりたいですよね。

ここで必要なのが筋肉

ここで必要になるのは、テクニックよりも筋力です。特に騎乗位や座位のように女性主体で動く場合には、体をもぞもぞ動かしたところで腟と竿の間に摩擦も圧迫も起こらないので、男女どちらにとっても気持ちよくなれないんです。では自主的にガンガン動いて気持ち良くなれる人、相手を気持ちよくさせることができる人はどうしているかというと、次の3つの場所をよく動かしています。これらの部分の筋肉を強化することで、挿入の気持ちよさが劇的に変わるかもしれません。

ここを鍛えるとセックスがよくなる

下腹部

騎乗位や座位では、骨盤を前に振る時に下腹部の力を使って恥骨を斜め上に引き上げる力が必要です。しっかり引き上げることで腟と竿の間に摩擦を生み、腟で竿を圧迫することができます。正常位では、下腹部に力を入れて腟口を持ち上げ、挿入角度を微調整することも可能です。

下腹部の筋肉に力を入れることは、挿入中に限らず女性が自分で気持ちよくなるためのコツでもあります。腟を締めて息を吐きながら下腹部の筋肉を硬くするだけで感じ方が変わるので、試したことのない人はぜひやってみてください。オナニーの度に下腹部を引き締めれば自然と筋力トレーニングにもなるはずです。

お尻

騎乗位や座位で骨盤を前に振る時には、お尻の筋肉も使います。お尻を引き締めて骨盤を前に押し出すと、竿を腟壁に押し付けて圧迫することができます。腟のお腹側には女性が気持ちよくなれる組織が詰まっているので、ここに竿をグイグイ押し付けるのを意識して動かすのがポイントです。

仰向けになって足の裏を床につけ、お尻をゆっくり上下させる運動や、スクワットをすることでお尻の筋肉は鍛えられるようです。お尻がプリっと立体的になっている人を見ると密かに「エッロ!」と思ってしまうのですが、お尻の筋肉はピストン能力に直接繋がるからそう見えてしまうのかもしれません。

内もも

騎乗位で気持ちよくなってきたのに、いつもいい所でスタミナが切れてしまう人は、内ももを鍛えるのがおすすめです。騎乗位にはいくつもの型がありますが、中でも楽々で長時間続けられる型があり、そこで必要なのが内ももの筋力なんです。その型はというと、前傾姿勢でお尻を上下させる騎乗位。【騎乗位下手集まれ!一生使える4つの基本的な動き方】の3つ目のやり方です。膝と足の爪先をベッドにしっかり着けて、前方の床に手をつくか男性にしがみつき、内ももをリズミカルに動かしてお尻を上下させるだけで騎乗位が楽に続けられます。

マシンジムに通っている人は、アダクションというマシンを使うと集中的に鍛えられると思うのですが、自宅でもワイドスクワットなどで内ももを鍛えられるはずです。

筋肉を使うと血流がよくなるせいか、セックスやオナニーをする時の気持ちよさもアップしている気がします。男性も筋トレ後は勃ちやすいと聞くこともありますし、パートナーと一緒に筋トレを始めるのもいいかもしれませんね!

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Text/Betsy