性行為にはそれぞれの人生が詰まっていて、相性の良し悪しだけがある/中川淳一郎

今回はチンコの話をする。僕は容姿はあまりホメられないが、チンコはよく女性からホメられる。ある程度の長さがあり、固い。そして、女性が言うのが「ニノミヤさんのチンコ、反っていて、いいところを突いてくれるの」だ。

確かに海外のエロサイトの無修正動画を見ると勃起した男のチンコは大抵まっすぐで、反っていない。そのまっすぐさから奥に入れられるのだろうが、僕のチンコはなぜかよく分からないが反っていて、膣の上の方を一回擦ってから奥に到達する。

これが「いいところを突いてくれる」の根拠なのだろう。じゃあ、女性のアソコで「いい」は何なのか。そこらへんを今回は述べるとともに、エロ行為には正解がない、実に多様性に富んでいることについて書く。

基本的に互いの性器で「いい」は、あくまでも互いの相性が「いい」だけである。性行為は、それぞれの人生が詰まっており、色々と経験をした結果、「いい」「いまいち」があるだけで、誰が悪いわけでもなく単に相性の良し悪しだけなのである。当然、僕の反ったチンコもイヤな女性はいることだろう。

そうしたことから、「性癖」というものは存在する。乳首を噛まれるのが好きな人もいれば、クリトリスを真空状態にさせて舐められるのが好きな人もいる。肛門を舐められるのが好きな人がいれば、舐められるのは相手に悪いと思う人もいる。

こうした自由な社会がエロの状況なのだ。いちいち「このようにしなさい」というルールは存在しない。あくまでも2人が良いようにすればいいだけだし、もしも相性が悪ければ、その後もしなければいい。

体の相性が良かった女性の話

そういった前置きをしたうえで、相性が良かった女性の話を書く。彼女は「あなたのチンコ、私のアソコとかなり相性がいい」と言った。結局彼女とは3ヶ月で100回以上はエロをしたが、彼女と飲むのも楽しかった。

彼女が自分の前から消えるまで、何度も飲んだし、エロもたくさんしたが、すべての時間が素晴らしかった。なぜ消えたかについては、「彼女が結婚したから」という理由である。彼女は自分の長い人生を最高に幸せにするためにはその男性と共に過ごすのが良いと考えたのだろう。

その直前に「間男」になれた僕とは期間限定で付き合ってくれたのは間違いない。しかしながら、チンコをホメてくれるというのは一体どのような心理なのだろうか……。今回、エロ体験を話しているものの、ぜひともAM編集部におかれては「いいチンコ、悪いチンコ」といった分析を今後してもらいたいものである。