趙さんの引っ越しを手伝うと…

荷物はそれ程多くないのだが、さすがに自転車で運べるようなレベルではない。僕は学生係の職員と仲が良かったため、学生係へ行きリヤカーを借り、寮の玄関に停めた。それから趙さんと段ボールや家電類を次々とリヤカーに積んでいく。リヤカーが一旦満杯になったら新しい方の寮へ行き、そこで一旦降ろし、もう一往復したら荷物はすべて運べた。

趙さんにリヤカーを返却してもらっている間、僕は一人で段ボールを趙さんの新しい部屋へせっせと運んだ。引っ越し開始からせいぜい2時間ぐらいですべてが終了し、趙さんは最後、ベッドにシーツを敷き、「ありがとうね」と言って僕にビールをくれた。そしてこれからの博士課程で何をやりたいのか、といった話をした。

「ニノミヤ君は4月からどうするの?」
「オレは就職します。そして会社の近くに引っ越します」
「ふーん。じゃあ、もうあんまり会えなくなるね」

そう言うと彼女は僕の上に乗っかってきて、突然キスをし、舌を僕の口の中に入れてきた。

「私ね、あなたのことけっこう昔から好きだったんだ」

そして、セーター越しにその巨大な胸を僕の顔面に押し付けてきた。完全に僕の頭は趙さんの胸の間に入ってしまい、窒息するかと思うほどだった。そして、「脱がせて」と彼女は言い、僕はセーターとシャツを脱がせ、ブラジャーのホックをはずしたら想像以上に巨大な胸が飛び出してきた。恐らくHカップはあるだろう。

「中国の北部の女の人はおっぱい大きいんだよ」

そう趙さんは言うと再びディープキスをしてきて、そして僕のズボンのボタンをはずすとアソコを手で弄び始めた。完全にアソコは膨張しており、我慢汁も止まらず、彼女の指は濡れていた。僕は彼女の乳首を舐め胸を揉んだ。

「そろそろいいね」と彼女は言うと僕のシャツを脱がせ、一気にズボンとパンツも脱がせたので僕は靴下を自分で脱ぎ、彼女の靴下も脱がせた。ここからいよいよ口技やら全身の愛撫に入るのかと思ったのだが、なんと、いきなり僕のアソコにコンドームをつけるではないか!

「えっ、まだ早いよ!」と言うも、彼女は「うるさい!」と言い、いきなり騎乗位で僕のアソコを彼女のアソコに挿入させた。そして腰をギュルンギュルンと揺らし、「イイネ!」と言い、悶え始めた。胸はもう上下にバッコンバッコン揺れまくっている。

「イクー!」と挿入から3分程で叫ぶと「今度はニノミヤ君、上に来て」と言い、正常位で僕は付き始めた。また「イクー!」と叫び、「今度は後ろへ!」と指示をし、3回目の「イクー!」の後、僕も「イクー!」と大量の精液をコンドームの中に放出した。

「すごく良かったよ。卒業前にできてよかった」と彼女は言ったが、引っ越し疲れか、すぐに寝てしまった。僕も寝てしまった。次に目が覚めたときは夜になっていたが、彼女も起きた。再び僕のアソコは屹立していたのだが、なんと彼女はまたコンドームをつけるとすぐに前回同様騎乗位になり、我々は合体した。

この「前戯のないセックス」というのが中国北部流なのかは分からないが、世界は広い、と思ったものである。結局これ以降彼女と会うことはなかったが、気の強い女性というのも案外いいな、と思わせた人生最初の女性は紛れもなく趙さんだった。

Text/中川淳一郎

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