引かれるほどのドMだけど…
先日の連休中、私の性癖に刺さるAVを血眼で探していたところ、タイミングよく性癖に関する相談が届きました。要約すると、引かれるほどのドMで、泣きながらえずくイラマチオ、目隠し拘束の状態で動けなくなるまでおもちゃ責め、叩いたりつねったりの痛みを好み、その後甘やかしてもらう時間に愛情を感じるが、付き合っている彼がしてくれないそうです。元彼は嫌々プレイに付き合ってくれていたけど、今の彼は「体を大切にできるようになろうね」と言って軽いものを時々付き合ってくれる程度で不満なので、どうやったら性癖を治せるかということでした。
引くほどのドMで、狂っていて、ねじ曲がった性癖だと感じているとのことですが……。安心してください!ここにも似たような者がおります!私です!というより、このジャンルは実は割と女性人気があるんです。もちろん多数派ではないですが決して珍しい方ではありません。幸運なことにパートナーと楽しんでいる人、SMバーやSM風俗などで性癖に合う相手を探して楽しんでいる人、AVで楽しんでいる人がたくさんいます。狂ってないし病気でもないです。
世の中には変わった性癖も数多く存在しますが、どんな性癖を持っていても変ではありません。中には実際に行ってしまうと犯罪になったり自分の体を壊してしまうものもありますが、性癖を持っていること自体は悪いことではないと思っています。ただ、実行できないことに対して精神的な苦痛が強くて日常生活にも支障があるということなら、精神科などに相談するのもいいかもしれません。
パートナーと性癖が合わない場合
平均的なセックスとは少し違うセックスを好む場合に残念だと感じるのは、お付き合いしている相手の好みと一致しないことですよね。性別に関係なく、強めに責められたい派の人口は、強めに責めたい派の人口よりも多いと感じています。つまり責め側の人数が足りていないんです。叩かれたい尻は大勢転がっているのに、叩き手が少ないんですね。だから、お付き合いした相手がたまたま責め好きで責め上手な可能性は低いです。
性癖の一致しない人と付き合った場合に、その性癖を相手に付き合ってもらうことは難しいと思っています。もちろん打ち明けることはいいと思いますが、相手がしたくないこと、いい気持ちになれないことを「私が愛情を感じるから」とお願いしていては負担をかけてしまいそうです。
逆の立場で考えてみるといいかもしれません。自分が得意でないこと、どちらかというとしたくないことを愛情を感じるからと求められたらどうでしょう。例えば、手加減なしで玉を蹴ってほしいと言われて(実際にそういう性癖の方もいますよね)「月に1回でもいい!蹴られると愛情を感じるから!愛してるなら蹴ってくれ!」とお願いされたとしたら、私は負担に感じてしまうかもしれません。軽く蹴るだけでいいと妥協してもらえば、欲望を満たしてあげるために協力できるかもしれません。プレイ濃度の調整でお互い無理なくやっていけるといいですね。
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