今まででもっとも良かったフェラチオ

こうして、射精と「パクリ」に対して絶大なる憧れを持つ男どもは、女性に感謝している。そんな経験をしつづけた僕だが、もっとも良かったフェラチオは、こんな感じの流れだった。

「ニノミヤさん、ギンギンじゃない。なめてもらいたいの?」

「うん」

「うーん、どうしようかな。じゃあ、ちょっとだけよ」

ここで、彼女は舌先でレロレロと先端だけを舐めてきた。そしてこう続く。

「ニノミヤさん、今さ、ピクピクしたよ。良かったの?」

「はい、良かったです」

AVのごとき展開だが、本当にこの展開はあったし、僕はこのとき、「いい人生を送っている」と思った。その後、彼女は「じゃあ、もっとしゃぶってあげるわね」と言い、本格的フェラチオに入り、その後は無事「合体」となった。

こうした展開は男にとってはまさに「夢」のごとき時間である。そういった意味で女性の皆さんは、人生に対して自信をもってもらいたいし、ガンガン男を誘ってほしい。

Text/中川淳一郎