「でかいウンコがある!」に「でけー!」と言って欲しい「夫婦と共感について」

カレー沢薫のカレーなる夫婦生活連載バナー

先日誕生日を迎えた。
それまでは「どちらかというとアラフォー」という土俵際の粘りに定評がある自己紹介をしてきたが、さすがに厳しくなってきた。 今度から潔く「アラフォー低学年」と名乗ることにする。

しかし、口で何と言おうと、体は性的な意味でなく正直である。

誰よりも笑顔が少ない人生だったおかげで、シワは出来にくい方であるが、そのおかげで表情筋の衰えが著しい。
簡単に言うと、顔の肉が恐ろしく垂れて来た。

この調子で行くと来年あたり頬肉を首に巻いて冬が越せるようになるし、確実に流行る、今から俺をチェキしとけ。

だがそのペースだと再来年には引きずって歩くようになると思う。
漫☆画太郎が描くババアの乳だって、乳首を耳の穴に刺せるまではいっていたが、地面にまでは達していなかったはずだ。
むしろ、まだ若輩の私が、ババアパイセンを差し置いて「地面」という高みに到達するのは逆におこがましい。

そんなわけで、最近、美容、それ以前に健康を意識して、若い頃には買わなかったようなサプリを買い込んだ。

だがそんな矢先、どれだけ己が高価なサプリを飲んだところで「MDMAなどを長年常用していたらしい沢尻エリカの方が5兆倍美しい」という悲報が報じられた。

というわけで今回のテーマは「夫婦と薬物」だ。

今のはなしだ。

これだけおセックス様記事を載せているAMと言えど未だかつて「違法薬物でカレとの距離を縮めちゃお!」などという記事は見たことがない。
仮に「OK」だったとしても、ペーペーの私が先んじるわけにはいかない、それは有識者ライターに任せる。

注目したいのはMDMAの効果である。
MDMAは別名「エクスタシー」特にセクロスの快感が高まる薬物として知られており「愛の薬」とも呼ばれている。

やはりキメセクの話じゃねえか、と思ったかもしれないが、通報は待て、警察も芋づる式逮捕で忙しいのだ。

MDMAが愛の薬と呼ばれるのは「共感作用」があるからだそうだ。

「共感」というのは「他人の感情を自分のことのように感じ、理解すること」である。
簡単に言えば「わかる~」と言う奴だ。

この共感はコミュニケーションにおいて非常に重要なものであり「なんとなく友達になった」とかの「なんとなく」の正体は「共感」だとも言われている。

友達でも恋人でも夫婦でも「共感」しあえることが、上手く行くコツ、と言えるということだ。

つまりMDMAをやれば全て上手くいくということである。

今のはなしだ。

というわけで今回のテーマは「夫婦ですごく共感しあったこと」である。