「私も女子高時代、タンポンチャレンジしました!」
前回のコラムに対して、担当アサシン嬢からメールが届いた。彼女も十代の頃、同級生にタンポンをもらって実験したそうだ。
「私も痛くて全然入らなかったです。そもそも自分の体に穴が空いてることがよくわからなくて。結局、初体験を済ませてからですね、タンポンを使えるようになったのは。ここが入るところなんだ!と理解したというか」
鼻の穴や耳の穴と違って、股の穴は目視しづらい。しかも毛や小陰唇があって入り組んでおり、難攻不落のジャブロー(地球連邦軍の基地)のような存在だ。
おまけに新品のジャブローは狭くてカッチカチなので、丁寧にほぐして伸ばす必要がある。
にもかかわらず、アダルト作品には「処女が強引に挿入されてイキまくる」といった表現が溢れている。
女性読者から「初体験で痛いと言ってるのに、元彼が『大丈夫、そのうち気持ちよくなるから』と強引に入れてきて、セックスが怖くなった」といった悩みも寄せられる。そんなことしたら、膣が裂けて大量出血するリスクもある。
「処女が強引に挿入してきた男を傷害罪で訴えて勝訴を勝ち取る」みたいな話を私は見たい。米国の『LAW & ORDER』あたりでドラマ化されている気もするが。
一方「初体験でするっと入って、全然痛くなかった」という女友達もいる。彼女は「私の穴のサイズはグランデだ、どんな巨根もどんとこい!」と胸を張っている。
そんな彼女は生理中、タンポンが膣の中で行方不明になり「どこかに落とした?!」と焦ったそうだ。結局、奥まで入りこんでいたそうだが「チェーン付きの財布みたいに紐をどっかに留めておきたい」と話していた。
このように女性器は個人差がとても大きい。だが、あまり大っぴらに語られないため「私のあそこは変なんじゃ?」と悩む女性は多い。
新刊『アルテイシアの夜の女子会』では「人生いろいろ、マンコもいろいろ」と女性器について語っている。
小さい穴や大きな穴、一つとして同じものはない、世界に一つだけの穴。
SMAPもそんな感じの歌を歌っていたし、みんな違って、みんないい。自分だけのオンリーワンの穴を大切にしてほしいと思う。