病めるときと貧しいときはガチでヤバい!夫が無職になったとき

老後の生活を心配するフリーランス女性の画像

すっかりアラフォーも板について、友人と集まれば恋バナよりも老後の不安を語り合うことが多くなったダラ嫁です。

気付いたら、結婚式とかめっきり呼ばれなくなったわ。手持ちのリトルブラックドレスも、もはや喪の席への出番待ちオンリーです。

なので、最近でもまだリアルな結婚式でやってるかどうかは知らんのですが、よくドラマとかであるじゃないですか、「誓いの言葉」ってやつ。「病めるときも、貧しいときも」みたいなアレね。私、つねづね思っていたのですよ。こんなおめでたい席でわざわざそれ言う?って。

病むとかビンボーとか、聞いただけでちょっと凹むような話、当然(今のところは)何があっても大丈夫っすよ!って前提で来てるんだから、あえて言わなくてもいいだろうよ、と。そこは端折って「健やかなるときも」と「富めるときも」ってポジティブなワードだけで締めたらダメなんか。締まらないんか。

逆に言うと、そんなネガティブな確認作業を公にやらなきゃいけないぐらい、夫婦って危ういものだってことなんでしょうね。ううん、夫婦が、じゃないわ、「病めるとき」と「貧しいとき」の、ヤバさがガチでヤバい、って話なんですよ。(語彙も死ぬ)

わかりきったことですが、この二つは繋がっていて、「病む」とパフォーマンス能力が下がり、経済的におのずと「貧しく」なります。

ここで夫婦の絆が試され、マンネリ化した二人の関係の着火剤に…ってほっこり展開になればいいのですが、そんなもん、普通に、殺伐とするわ! 下手したら死ぬわ! …勘のいいみなさまにはもうお分かりでしょうが、我が家には、その夫婦の二大危機が一気にドーンとやって来たのです。それわっしょい。

結婚当初、ダラ嫁の夫は、世間一般でいうところの大企業に勤めていました。が、他人のお金に興味がなく経済にも疎い私は、とくに魅力も感じず「ふーん」と流していたのです。

だって、日本で一部上場してる企業って2000社ぐらいあるわけで、そのどれかに結婚相手が勤めてたって大したことじゃなくない?と当時は思っていました。まぁ、親に紹介する手前、ホストやパチプロじゃなくて良かったな、ぐらいの安堵感はありましたけども。共働きで一生割り勘で暮らしていくつもりでいたので、むしろ「このだらしない私がサラリーマンと生活を共にできるのだろうか?」という不安の方が大きかったです。

しかし、数年後、ダラ嫁すぎて結婚生活が破綻しないかな~、という私の不安は杞憂となり、まさかの、いわゆる安泰サラリーマンだった夫の方が、鬱を発症からの無職となってしまうのです。

はい、きた!ダブルきた!病めるときと貧しいとき大体トモダチ! 細かいこと言うと、鬱一歩手前、危ないゾーンに片足突っ込んだ状態から「うつヌケ」してサバイブしてくれたのですが、一年間くらいは綱渡りのような状態が続いていたと思います。