頻度ややり方に疑問があるなら
二人で話して工夫しよう

今回、セックスレスの記事を書くにあたって、編集者さんに例のごとく、セックスレスにまつわる悩みが周りにないか聞いてもらいました。

◆セックスレスにまつわる悩み

・セックスは、子作りとは別に、義務としてやらなければならないものか?

・行動時間にすれ違い(朝型、夜型)がある場合はどうしたらいいか?

・どちらかの性欲が強い場合、どうやって消化すべきか?

どれもあるあるですね。

それぞれに対して私なりの回答はあります。ただ、何が正解かはどうでもいいと思うんですよね。一番大切なことは、セックスの話題を二人で共有することじゃないでしょうか。

何のために、どれくらい、どんな風にセックスをしたいかは人それぞれです。食事でたとえるなら、ファーストフード感覚でさくっと済ませたいのか、フランス料理のフルコースみたいなものを期待しているのか…好みは人によって、そしてその人でも、年齢や状況によって変わります。

彼氏彼女や夫婦だからこそ、セックスのハードルは下がるわけですから、相手の料理の好みを聞くように、セックスの好みを聞いてもおかしな話じゃありません。

相手を愛していることを前提として、どんなセックスをするかを二人で話すことが、セックスレスの解消にも繋がるし、たとえ解消しなくてもセックスレスが抱えている問題を小さくできます。

ホワイトボードを使ってセックスの話題を話すのはちょっとやりにくいかもしれませんが、少しずつでいいので、どんなセックスをしたいか(したくないか)を二人で話してみてはいかがでしょうか。

ちなみに、どうしてもパートナーがセックスの話を嫌がるようでしたら、先ほど紹介した私の本を読ませてあげてください。

夫婦で問題を共有することがいかに大切かを盛りだくさん紹介しています。

Text/斗比主閲子
初出:2016.11.23