家族関係の違い

もう少し身近な話をすると、どういう家庭で育ってきたかも本人には大きな影響を与えます。

例えば、両親が不仲なのをずっと見せられてきて、親から「お父さんとお母さんと別々に暮らすかもしれないけど、あなたはどちらについていく?」みたいなクイズを何度も何度も質問させられてきた人と、仲睦まじい夫婦の下で育ってきた人がいれば、その二人の夫婦観には大きな違いがありそう。

両親が忙しくて祖父母に育てられた人もいれば、シングルマザー/ファザーの世帯で育った人もいます。

みんながみんな同じような家庭環境で育ってきたわけではありません。人それぞれが時に大きく、時に少しずつでも違いがあります。

念のため申し上げておくと、どんな家庭で育つと良いとか悪いとか、そういうことを言いたいわけではないですからね。人によって異なる家庭環境はあるもので、それが少なからず本人の家族観に影響を与えている部分があるということです。

働き方の違い

他には、夫婦で働き方に違いがあることもあります。

多いのは、深夜や土日も働いている男性と、定時で上がる女性の組み合わせ。美容師さんとか、不動産屋さんとか、アパレル勤務とか、職種によって休日が違うこともありますよね。

顔を合わせるタイミングが違えば、夫婦での過ごし方も変わってきます。労働時間が長ければ家事育児をする時間を捻出するのも難しい。

年齢の違い

また、夫婦で年齢の違いがあることもあります。

婚姻年齢を見ると、数年ぐらいの年齢差で結婚している夫婦が多いですが、時には10歳、20歳、30歳ぐらいの年の差婚の夫婦もいます。

仕事をしていて数十年上の人、数十年下の人とでは、物の見方や価値観が違うなと感じることはありますよね。あの違いが家族で生活していても遭遇するわけです。

年齢が違えば、健康に対する意識も違ってきます。風邪を引いても年を取ると長引くようになります。食生活もそう。若い人なら揚げ物が好きでも、年をとると油っぽいもので体調を崩したりします。