紫原明子さんの回答

このご時世、人との接触が減りただでさえ人恋しさを募らせている人が少なくありません。まずはメールや電話で寂しさを紛らわすカジュアルな会話をたくさん作りましょう。

その中で、「最近、人と全然リアルに接触してなくて病みそう」と弱音を吐きましょう。「俺も全然人に会ってないな〜」などの返事が返ってきたら「だよね〜。緊急事態宣言開けたらすぐ飲み行こ、接触しよ」と自然に続け、飲みに行く合意が取れた時点で「……濃厚接触になってもいい？」と小さな声で、しかしたしかな下心を垣間見せながら呟きましょう。

この際、彼のリアクションは無視してさらっと次の話題に移ります。この会話を経てもなお緊急事態宣言後に会う約束が取り付けられたらそれは脈ありです。

Text／紫原明子

祖父江里奈さんの回答

それが分かったら苦労しねぇよ編集長！！　と心の中で叫んでしまいました。好きになってしまったら脈ありかどうかなんて関係ねェ！　と特攻して玉砕してしまうタイプなのであんまり考えたことないんですよね。

まぁそうだなぁ……強いて言うなら「今なにしてるんですか？」とLINE送ってみて、何かしら返事がきたら「そうなんですね。ごめんなさい、特に用はなかったんだけど……」と送って相手のリアクションをみてください。嬉しそうな返事が返ってきてしばらく会話が続いたら脈あり、「暇なんですか？w」とか「なんスかそれw」などと言われてあんまり続かなかったら脈なしです。

気になる相手が特に用がないのにLINEくれるって嬉しいですもんね。必要じゃないときに自分のことを考えてくれているということなので。逆に脈なしだと分かったあとは「実は飲みにいく相手探してて何人かに同時に声かけてたんだよね、返事来る前に別の人見つかっちゃってw」とごまかせば「あんたの優先順位なんてそんなもんだったんだぜ」と、ささやかなマウントを取れるので心のダメージが多少回復できるかと思います。

Text／祖父江里奈

ばーわんちゃんの回答

今度ご飯に行こうよ、こういう誘い方が一番ダメなやつ。これテストに出まーす。それに勇気振り絞って誘ったのに断られたら傷つくじゃん?

正解は、ひとこと「焼肉食べたいな」とか送れば良いんです。ただ気分を伝えるだけ。余計な小細工がないからこそ相手の反応を確かめやすいって訳。恋のリトマス試験紙はとってもシンプル。
大丈夫、もしこっちに気があるなら勝手にお店とか日時の候補を出してくるから安心して。脈がある時ってだいたい行動が速いんよ。でもスピード違反には要注意。

残念ながら、アカン時はメッセージが相手に届いた時点でDead on arrival、蘇生とか無理だし素直に諦めて一発退場してこそ女の花道。未練たらたらゾンビはダメ絶対。

えー、会ってる時バージョンも知りたいの？
そしたら確認する方法はこれしかない。雄弁は銀、沈黙は金、好き好きビームはダイヤモンド！
視線が交わる速さ×時間=相手との距離。はい、これもテストに出ます。淑女たるもの脈アリ判定まで決して言葉で表さぬように。そうです、糸屋の娘は目で殺す。君の瞳に恋してる。

Text／ばーわんちゃん

葭本未織さんの回答

いやジャンルはマンガでも映画でもなんでもいいんですが、大切なのは「クオリティの高い作品をつくって発表すること」です。作品と言うのは、よく似た双子の妹みたいなもので、自分の分身でありながら、やっぱり完全に他人なんです。

他人のことって冷静に見れるじゃないですか。愛されてたら愛されてるなってわかるし、見下されてたらひどいなって思うじゃないですか。だからわたしは自分の作品に対する態度で、脈ありかどうか、付き合って大切にされるかどうかを確かめてます。ただ時々、わたしの作品は熱狂的に好きだけどわたし自身はさして好きじゃない人間も、恋愛対象の顔をして現れます。相手の魂胆が分かったら、双子の妹に負けたんだな～と思って中指立てて次に行きます。

ちなみに、つまんない作品はつくっちゃダメです。つまんないって感じるのは結局、作者が制作過程で作品を客観視できてないからなんですよね。作品と作者と密接な関係にありすぎる、まさに分身なんです。分身じゃ判断対象になりません。

恋愛のためにも、どうかすばらしい作品を創ってください。バズんなくていいんです、大切なのは人の心を揺り動かせるかなんです。ぜひ金字塔を打ち立ててください。

Text／葭本未織

AM編集部・石島の回答

好きな人なら無茶振りされても応えたくなってしまうもの。脈があるか知りたいときは「一緒にYouTuberやらない？」と無茶振りしてみましょう。付き合ってもないのにカップルYouTuberのオファーをするのです。友達と「YouTuberでもやっちゃう〜？」なんて言って結局なにもしないのはあるあるですが、脈があるかもわからない相手に申し込むのは前代未聞です。

しかし、もし脈があればギョッとされつつも「なんで？」とか「どんな？」と話に乗ってくれるでしょう。そうしたら「コンビニ1万円分のビールを飲み切るまで家から出られません」とか「家から一歩も出ずにUber Eats1年生活やってみた」とか、とにかく家から出られない企画を提案します。

2人で家から出ずにYouTubeを撮っていたら、あとは自然とどうにかなります。今こそYouTubeドリームを掴みましょう。

Text／AM編集部・石島

第1回：「新しい生活様式でぶっちぎりでモテる方法」
第2回：「相手から一番モテるLINE」
第3回：「今までで一番うまくいった媚び」