バレたらまずいと判っているのに、ついてしまうこともある“嘘”。特に恋愛をする上では、相手を傷つけたくない、嫌われたくないという気持ちから、うっかり嘘をついてしまうシーンも多くあると思います。
しかし悪気はなくとも嘘は嘘。恋人や配偶者にバレてしまった場合は、嘘をついていたことを咎められて修羅場になることも……。そんな最悪の事態を避けるためにも、我々が知るべきは「やばい嘘をついていることがバレそうなときに、どうやって切り抜けるか」の技術。
そこで今回は、社会のアンダーグラウンドに鋭く切り込んだ作品を多く手掛ける作家&編集者の草下シンヤさんと、ドラッグをテーマにした漫画が大人気のキメねこさんのおふたりに、「シチュエーション別・やばい嘘のごまかし方」について対談いただきました。
嘘にまつわる、ふたりの実体験
――おふたりは、パートナーに嘘をついていたことがバレたときって、どうやってごまかしてきましたか?
- キメねこ
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そもそもごまかさない。疑われてる時点で終わりじゃないですか。「バレるとやばい嘘」を疑われてる時点でまずいんですよ。なので自分は疑われたら、絶対に謝り倒しますね、ひたすらに。切り抜けようなんていうのは、凡夫の考え方です、完全に。
――草下さんは、嘘がバレたことってありますか?
- 草下
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ないですよ。そもそも僕は嘘をつかないです。「言いたくない」って言うんですよ、最初から。これまで何人かと同時に付き合ってたりしてたこともあったんですけど、「他にいるの?」って聞かれても「言いたくない」って。
- キメねこ
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クズだ!!!
- 草下
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ホントにクズなんですけど、素直に生きたいんで嘘つくのは嫌なんですよね。だって面倒くさいし、覚えてなきゃいけないじゃないですか。
――では逆に、恋人に嘘をつかれて、それに気がついちゃったことってあります?
- キメねこ
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ああ〜よくありますよ。例えば、異性の友達と飲んでたとか、遊びに行ってたとか。浮気ではないんですけど、相手がちょっと嫌な思いをするようなことを隠すっていう、そういう嘘はありますね。
- 草下
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僕は浮気されてて、セックスしたときにわかりましたよね。
――え、どういうことですか?
- 草下
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いや、それはもう「他のを挿れてんな」って。浮気相手の形状に矯正されてましたね。
- キメねこ
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え、やば。
- 草下
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ショックだったのが、その子といたす前に、一緒にお風呂入ったんですけど、胸元あたりに痣を見つけたんですよ。で、「どしたの?」と聞いたら「虫に刺された」って言うから、「かわいそうだね」なんて言いながら、その部分にキスをしたんです。でも、あとであれはキスマークだったんじゃないかって思って。
- キメねこ
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そもそも挿れたときに、中が違うってわかるもんなの!?
- 草下
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挿れたてだったんじゃないすかね。前日とか……。浮気したことに対しては正直、ああそんなもんかって感じでしたけど、でもキスマークに「かわいそうだね」ってキスした自分が嫌でした。浮気相手と間接キスしてるわけですからね。