夏お疲れ〜! 秋がきて過ごしやすい毎日ですが、皆さんいかがお過ごしですか? 私はというと、なんと、来月、本が出まーす! やったー! 2018年から連載させていただいている『内緒にしといて』を読んでくれるみんなのおかげで書籍化が決定しました! 本当に嬉しくて…出来上がったものを手にとったら私泣くんじゃないかな…感謝の気持ちがはちきれそうな毎日です。今までに書いたコラムも収録されているし、書籍のための書き下ろしもあります。謎の企画ページと撮り下ろし写真もあるの! マジで嬉しい
…一人でも多くの人に手にとっていただきたい…よろしくお願いします!!
それにしても、この連載が始まってもう2年も経ったってことが衝撃的で、思えば色んなことがあったなぁ。書籍化にあたって今まで書いた全部のコラムを読み返したんだけど、「だよね〜」って思うこともあれば「そういう考え方もあるのか…」って自分で書いたのに驚くこともあったりで不思議な感覚でした。でも一個気付いたのが、最近モテについての記事が少なくない?! 実は結婚してから、なんとなく「モテたい」とか言い辛くなってて、だからモテ系のコラムを書くのにもちょっと抵抗がありました。でもさ、モテから始まってるわけじゃんこのコラム! 結婚しようが子供産もうが、モテたい時は生きてる限り必ずあるわけで、既婚者がモテ記事書いても別にいいよね?! というわけで今回は原点回帰! 私の周りのモテる女を紹介します! イェ〜イ! いくつになっても別にモテて〜!
強すぎて潔い女
今回ご紹介するモテ女は、私と同い年27歳の働く女の子、悪口エグ美ちゃんです。一応言っとくけど仮名です。エグ美は、嫌いな女の子の悪口をまず肩幅の批判から始めるっていう…マジでエグい女。最高のダチって感じのパワフルな女なんだけど、こいつはたぶん…凄くモテる…恋に悩んだらエグ美に聞けば間違い無いって感じの百戦錬磨感があって、つまり全然か弱いタイプの女の子ではないのだ。悪口もエグいし。今まで私は「か弱かったり、ちょっとできない女の子」っていうのが最も集客力のあるモテだと思っていたんだけど、そんな私の価値観を破壊したのがエグ美だった。
エグ美は強い。まず職業が強い。たぶんこの国に住む人の99%が知っている会社でバリバリ働く女、それがエグ美だ。この時点で、私のような馬鹿者は「モテに不利なのでは?」と思ってしまう。か弱き女の子がモテ集客力を持つこの世の中で、超どでか企業で働くエグ美は相手のコンプレックスを刺激する。しかし、私は大馬鹿者なのだ…エグ美は、自分のプロフィールが相手のコンプレックスを刺激することなど承知の上で、あえてそれに何も気を使わない。「そんな〜大した会社じゃないですよ〜」なんて卑下は絶対にしない。なんなら、相手の「超大手じゃん!すげ〜」という言葉に「安心だよ、大手」と返すのだ。なんだよそのテクニック?!
まあでも確かによくよく考えてみると、例えば任天堂に勤めている人に「すごいですね」と言って「いや大したことないですよ」って言われたら、なんかその方が嫌だもんな。めっちゃ気を使われてんじゃんって居心地の悪さが凄い。
それに対してエグ美の「安心だよ、大手」のかっこよさ…謙遜も自慢もしない。ただ、事実を伝えるだけの潔さよ…褒められた時に謙遜するのって、その部分を褒められたいと思っていた時に起こることが多い気がする。気合を入れてセットしたヘアスタイルを褒められたら「え?そうかな〜」ととぼけるし、可愛いと言われると照れちゃって「そんなことないよ〜」と言ってしまう。エグ美が自分の所属を褒められて全く動揺しないのは、そこで評価される気がそもそもないからで、同じように相手のことも所属で判断しない。「テメェの所属が何かは関係ない。それよりもきちんと、内側を見ようぜ」この気高いマインド…だからエグ美は相手にコンプレックスを感じさせないのだ。
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