少年アヤちゃん 画像 恋の東京散歩 AM

 いきなりアートスポットを巡礼したあとは、一連の森ガールブームの先駆けとして知られる古着屋「flower」へ。
広々とした店内は、まるで森の中にいるかのような内装で世界観が定まっており、いやにふわふわとした雰囲気ですが、いざ入ってみると刺すような店員の視線とギラギラしたお客さんとのギャップが凄まじく、すぐに参ってしまいました。
森の自然は厳しいです。

 続けて、同じく森ガール系の女子たちから絶大な人気を誇る「シアタープロダクツ」へ。
一応プライドのためにしゃらくせえ! と笑っておきつつも、普通に欲しくなるようなアイテムがたくさんあり、アクセサリーも凝っていて可愛いかったです。
が、入り口に備えられていたテレビで製造過程の映像(どれだけ私たちがこだわっているか知りやがれ、的な)が延々流されていたのを見て叫び出しそうになった。
ドモホルンリンクルかよ!

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 お次は、きゃりーぱみゅぱみゅ御用達としても知られていて、現在のJAPANESE Kawaiiカルチャーの顔でもある「6%DOKIDOKI」へ。
ポップでキッチュなアクセサリーの並ぶ店内は幻想的で、大変不思議な魔力がありましたが、それよりも、お店を出たところにある「原宿の母」の暴力的なポスターが凄すぎて、どんなに色やセンスを重ねても太刀打ちできない圧倒的な個性に恐れ入りました。
この街の若者のぬるい個性派願望に喝を入れているみたいです。

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 最後は、一連の原宿ファッションの総本山とも言えるラフォーレ原宿へ。
なぜか階と階の間に.5という階が存在していて、複雑に入り組んだ中にありとあらゆる個性派ショップが混在しているというダンジョンのようなファッションビルですが、屋外ならギリギリ耐えられたプレッシャーのようなものも、密閉空間だと息苦しさ倍増で、冷やかしもしにくく、また店員と客、客と客、男と女…と色々な審美の視線が乱反射しあってレーザーショー状態になるのも苦しかったです。

 そして階段の段差には一段一段丁寧に鏡が取り付けられており、登りながら自分の全身をチェック出来るのですが、階段を昇る時すら着飾る自分と対対させられるなんて、ある意味この街の象徴なのかもな、と思いました。