菅野美穂だから許されるマヨネーズの問題CM
By dollen
現在放送されている某マヨネーズのCMを見て、心がざわっとした人は多いのではないでしょうか。
陽射しの射し込む家の窓際で、太ももをあらわにしたショートパンツを履いた菅野美穂が、ふかしたジャガイモにたっぷりのマヨネーズを塗ってかぶりつく、あのCMです。
「マヨネーズかけすぎ」というベーシックなツッコミもさることながら、それ以上に気になるのは、白濁した半固体状の液体であるマヨネーズを鼻や口のまわりにベタベタとつけ、恍惚とした表情を浮かべながらハフハフ何か言っているという絵ヅラが、果たしてお茶の間的にセーフなのか、ということでしょう。
最後に「ぶっかけ、うまい。」というキャッチコピーが出た時点で、私はアウトだと思いました。
想像してみてください。
TBSの田中みな実アナが、「肉汁がすごーい!」とほおばるシャウエッセンのCM。
南明奈が「むいてあげよっか?」と語りかけるDoleバナナのCM。
槇原敬之が……いや、これ以上はやめておきましょう。
とにかく、明らかにアウトですよね?
それと同じことを、あのマヨネーズのCMはしていると思うわけです。
メンタリティが『EX大衆』なんですよ。
これが菅野美穂ではなく、前回取り上げた芹那だったりしたら、おそらく“意識の高い”女性視聴者から「不快だ」という抗議の電話が殺到したでしょう。
現時点でギリギリそうなっていないのは、「菅野美穂だからいいようなものの……」という不思議な中和作用のようなものが働いているからです。
それこそが、菅野美穂の絶妙な魅力のひとつと言えるでしょう。
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