私の知り合いで美人な年上女性と同棲をしていた男がいます。同棲から数年が経過するとセックスレスになりました。彼女はそれを問題だと思っていたのですが、レス状態は続く。そんなある日、シャワーを浴びていた彼を驚かそうと風呂場の扉を開けたところ、そこにはシャワーを浴びながら右脚を上げて壁につけ、右手をその脚をくぐらせる形でアソコをしごく彼の姿が。しかも左手を高く突き上げてエロ本を眺めています。
彼女は「なんで私とヤらないのにオナニーなんてしてるのよ! しかもそんな変な姿勢で!」と激怒し、その家を出ていってしまいました。彼曰く「愛情と性欲は別物なのにな……」とのことです。
「セックスの回数=愛情の量」ではない
かくも一度セックスレスになるとなかなか復活は難しいものなのです。となれば、同棲を解消したり、会う頻度を激減させたりすればいいです。しかし、これが2人の発展的な関係性に繋がるかといえばそうでもないんですよね。時々不倫のカップルが10年も続いていて、毎度エロしていることってあるじゃないですか。あれって「月に1回、エロをすることが目的」という関係だから、続いているのです。仮にこのカップルが1回の逢瀬で平均2.5回エロをした場合、10年間で300回となります。同棲半年でレスになったカップルよりもよっぽど回数は多いんです。
ごめんなさい、今回は「レス解消」という明確な対策をお伝えすることができませんでした。本当は「時々ラブホテルへ行け!」とか「エロい下着を着て悩殺しろ!」とか「○○という媚薬を飲ませると突然興奮しだす」といったことを言いたかったんですよ。
このお題をいただいてから1日に10分ほどは考えつづけ、締切日を迎えたのですが、即効的な解決策は見出せませんでした。本当に大切なのは男にとって「セックスの回数=愛情の量」とは全く違う、ということを覚えておいておくことです。
Text/中川淳一郎
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