「実はしっかりやった方がいい仕事」

そして「実はしっかりやった方がいい仕事」についてですが、これは「将来に繋がる仕事」ということになります。今回のお題には「実は」とあるため、「表面上はおいしくなさそうな仕事」ということでしょう。上記でも挙げましたが、今は金額が安いかもしれないですし、称賛を浴びるかどうかは分からないかもしれない地味な仕事というものはたくさんあります。

今現在の花形業務というものは将来的には衰退する可能性は多いにあります。多くの人がその仕事に手を挙げたくなるかもしれませんが、あえて傍流の仕事をやる、というのは将来の自分自身にとってはプラスになるかと思います。

それをしみじみと感じるのが、今の自分がまさにそういった状況にあるからです。広告会社に新卒で入ったのですが、配属されたのは企業のPRをお手伝いする部署です。当時の広告業界は「制作」「マーケティング」が花形とされていましたが、PRは完全に傍流です。しかし、2000年代中盤から「戦略PR」という言葉が登場したり、今のネットでの拡散が重視される状況下、PRのセンスがありとあらゆる企画では重視されます。同じ部署にいた先輩は、今ではクリエイティブ部門を束ねる担当役員に出世しました。嶋浩一郎さんですね。それを23年前に身につけられたことは今に生きています。

あと、私は2006年からウェブメディアの編集をしていますが、当時は紙メディアが隆盛でした。そんなときにウェブの編集者をやるのは「格落ち」扱いされ見下されたものですが、今はウェブこそが編集者・ライターにとっては主戦場になっています。仕事を頑張るかどうかの判断は表面上の華やかさと「おいしそうか」だけに惑わされないようにしたいものです。