幸せの価値観が違うだけ
それに比べて、周りのマテリアルガールたちには、物や優雅な体験がちゃんと残っている。若さや美しさをパスポートに、一般的な雇われ労働では到底行き着けないような場所に連れて行ってもらったり、庶民の1年分の家賃ほどのカバンを手にしたり。どう考えても羨ましい。
でも、私はきっと一生彼女たちのようにはなれない。私の幸せはお金とは結びつかないところにあるから。これはどっちがいいとか悪いとかではなく、彼女たちとは求めている幸せが違うから。
自分とは幸せの価値観が異なるからといって、誰かがそれを否定する権利はないし、自分の幸せをスタンダード(?)な価値観に寄せる必要もない。
マジでみんな好きにしたらいいと思う。良くも悪くも大人は自己責任だから、自分の幸せを好きに追い求めて、傷付いて、傷付いて、たまに報われてまた傷付いて。それでも自分の幸せと向き合って生きていけたら、最高だと思うんです。
Text/妹尾ユウカ
- 1
- 2