どこかにいそうでいない、純真無垢な恋人に会ってみたい! 『横道世之介』

横道世之介 沖田修一 高良健吾 吉高由里子 池松壮亮 伊藤歩 綾野剛 ショウゲート 2013『横道世之介』製作委員会

 オトコはみんなウソつきで汚れている! かつて恋愛で痛い思いをしたなら、そう思ってしまう瞬間もあったはず。そんなあなたも、ウソのように純粋で真っ直ぐ生きるオトコ・横道世之介に出会いたくなるはず。
『悪人』、『パレード』と同名小説が次々と映画化されている人気作家・吉田修一の青春小説が、『南極料理人』の沖田修一監督によって完全映画化。主人公の世之介を高良健吾、ヒロイン・祥子を吉高由里子が演じ、劇団「五反田団」主宰の劇作家で小説家の前田司郎が共同脚本を担当し、ユーモラスで感動的な青春映画に仕上がっています。

 1987年、長崎の港町から18歳の横道世之介(高良健吾)が上京する。嫌みがまったくなく、人に頼まれたら断れないお人好しの性格から、たくさんの人を惹きつけていく。
そして、世之介は恋人の祥子(吉高由里子)や友人らと温かくて楽しい日々を過ごしていた。
その16年後。彼のいなくなった今、周囲の人々は愛しい日々を思い出す――。

 青春時代を思い出すだけでニヤけてしまう、楽しくて心温まる優しい記憶はありますか? 
携帯もパソコンも普及していない、1980年代の古き良き風景。そこで描かれている純粋な恋愛を体験してみてください。
きっとあなたの恋も、世之介が巻き起こした日々のように奇跡の花が咲くかも?

横道世之介 沖田修一 高良健吾 吉高由里子 池松壮亮 伊藤歩 綾野剛 ショウゲート 2013『横道世之介』製作委員会

2月23日(土)新宿ピカデリーほか全国ロードショー

監督・脚本:沖田修一
キャスト:高良健吾、吉高由里子、池松壮亮、伊藤歩、綾野剛
原作:吉田修一「横道世之介」(毎日新聞社 文春文庫刊) 
配給:ショウゲート
2013年/日本映画/160分

Text/Michihiro Takeuchi