失恋したらその先が見えない。真っ暗闇に閉じ込められて、誰も何も見えなくなる。
「これから先の人生、人を好きになることはきっとない」
この女性も、人生に絶望を感じて都会を離れてしまった。
祖母の一軒家で新たな生活を始めようとするが、その絶望はやがて晴れていく。それは、突如現れた白髪混じりの52歳の大学教授。
心の距離と、歳の差。この二つを縮めるにはどうしたらいいのか。
つぐみと海江田の恋愛模様がそれを教えてくれます。
2015 西炯子・小学館/「娚の一生」製作委員会
原作は『月刊フラワーズ』掲載の西炯子のベストセラーコミック。
この不器用で素直になれないラブストーリーの実写映画化を手がけるのは、現在『さよなら歌舞伎町』が絶賛公開中の廣木隆一監督。『余命1ヶ月の花嫁』と『やわらかい生活』でもタッグを組んだ、榮倉奈々と豊川悦司が才色兼備なのに幸せになれないつぐみ、恋愛することを拒んできた大学教授を演じています。
過去を引きずる二人が出会い、一緒に生活するとどうなるのか。
他にも向井理、安藤サクラ、前野朋哉といった個性的な面々が登場し、ひとつ屋根の下で様々な人間模様が繰り広げられます。
おじさまの色気と好意に抗えなくなっていく…
【簡単なあらすじ】
都会で忙しく働いていたつぐみ(榮倉奈々)は、恋愛のいざこざに打ちのめされ、祖母の一軒家に帰ってきた。ひっそりと田舎暮らしを始めるが、祖母が他界。突如一人になったつぐみのもとに、何の前触れもなく大学教授の海江田(豊川悦司)がやって来る。
一方的に好意を寄せてくる海江田に戸惑うつぐみは、強引に押しかける彼との共同生活を始める。最初は海江田の横暴で自信家な態度に苛立ちをおぼえていたつぐみだが、次第に心が打ち解けていく――。