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著者は、『あやしい人に遭ってきました』、『あやしい男と失恋(ヤ)ってきました。―今夜も泣き寝入り』などの作品を持ち、突撃体験系レポートマンガの第一人者と言われているアラフォー・独身女性の小沢カオルさん。
本書では小沢さんが実際に足を運んだ、東京都内の銭湯&グルメ&おもしろ珍観光スポットを掲載しています。
例えば、文京区の「鶴の湯」という銭湯に行った帰り。小沢さんには、編集担当から鶴の湯から近い「居酒屋『兆治』に行け」との指令が来たといいます。兆次とは、キムチサワー、お汁粉サワー、みそ汁サワーなど、個性的なサワーを100種類以上も揃えた奇妙な居酒屋です。
味噌サワーを飲んだという小沢さんは「味の説明はしますまい。ただ味噌サワーは、常識を打ち破り、新しい世界観を構築してくれました。この世に怖いものなど何もない。私は今を、生き抜いていける」と感想を述べています。
ほか、東京23区で1区あたりに1件の銭湯に行き、その周辺を散策。かわいらしいイラスト付きで紹介しています。会社帰りに、今度の休みに、都内の銭湯を堪能しちゃおう。
書名:『東京23区女ひとり風呂』
著者:小沢カオル
発行: 竹書房
価格:¥1,365(税込)
Text/Yuuko Ujiie