尖っていこうぜバンドマンたちよ!
分かってはいるんだ。音楽を本気でやることが、珍しくなくなっちゃったからなんだろう。
闘わなくてもなれるようになったからだ。
闘わなくても、ギンギンにしなくても、バンドも出来るしアートも出来る。
この世に和んじゃえる。
でもさ、そうなんだけど、だからこそ、
元気なさげなバンドマン男子、元気を出してくれ!
もしもどうしても元気が出ないなら、もう淘汰されちまえ!
同じアーティストのはしくれとして、全てが己に返ってくるぜ。
私は演劇活動からものを書くことを始め、今もそこに軸足置いてやっている。
演劇をやりたい、脚本家になりたいなんて夢を語ることは、今でもそりゃバカにされまくったけれど、それでも人権は取られなかった。
大した覚悟も無く、この東京でバイトしながらアーティスト気取りをすることは、傍から見るほどは簡単ではないと思うけど、それでも確かに可能だ。
尖っていこうぜ、爪を研いでいこうぜアーティストよ。
馴染んでどうする、普通の顔して笑えてどうする、ならそんなギター捨てちまえ!
元気出してけ、元気出ないならもっと盛大に病んじまえ!
なあなあのアートは、もう要らないんだよ。
つーことで、もうケツはまくったので、必死こいて私も脚本書かせていただこう。
波間に漂うようなことになったら、淘汰される。
次回はちゃんと男について語るから、もう、アートへの思いが止まらない今日は、男よりもアートの方が上! 男なんかより、この身をもってどれだけ物を創り出せるかが、上!
Text/舘そらみ
絶滅危惧種のバンドマンと恋したいなら…!
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