山田玲司さんの大人気AM連載の書籍化を記念してお送りする、はあちゅうさんとの対談レポート第2弾!
「もし100億あったらそれでも働く?」「30歳を超えたあとの恋愛ってどうする」などなど、お二人それぞれの仕事と恋愛観をお話いただきました。
将来の不安は結婚で解消できる!?
――30代の女性は、「もう次はないかも」と思って、ひどい彼氏となかなか別れられないケースが多いと思います。
30歳を超えたあとの恋愛って、どうすればうまくいくと思いますか?
はあちゅうさんにも、年齢を重ねていくにつれて変わった部分など、実体験として教えてほしいです。
山田:女の人は20代後半に「大変!私、売れ残るかも!」
っていう「祭り」をやりますよね。そういうのはあったんですか?
はあちゅう:私にもあったんですけれど、今考えたら、あれは会社員としての自分の将来の不安を、結婚で解決できると思ってたんですね。
山田:「救命ボート」が欲しかったんですね。
はあちゅう:自分の人生の不満が結婚したら変わるんじゃないか、っていうのがあったんです。電通時代は「結婚したい、結婚したい」が口癖になっていましたね。
山田:はあちゅうさんでも、そういうのはあったんだ。ちょっと意外ですね。
はあちゅう:私は電通に新入社員として入って、1年目は中部支社勤務だったんです。
その当時は、狭いワンルームに暮らしていたからか、思考も狭くなってしまって。この生活がずっと続くと思ったら、「結婚して出て行くしかない」って結論になっちゃったんです。
でも、実は自分の中に結婚願望がそれほどあるわけではないんだなって、独立してから気づきました。自然に結婚できたらいいけれど、そこまで焦ってするメリットはなんにもないかなって。子どもがほしくなったら、その時は結婚するかもしれないですけど。
そうじゃなかったら、別居婚でも全然いいなって思います。
山田:なるほど。別居婚いいよね!たまに会うくらいがちょうどいい。
はあちゅう:恋愛している気持ちが続きますよね。
あと、いま彼氏はいるんですけれど、彼氏と会うと時間を奪われるって思っちゃうんです。
山田:時給が発生してる感じ(笑)!?
はあちゅう:そこまでは思わないです(笑)。奪われているっていったら大げさですけど、
でも、彼氏の家にいくと、洗い物がたまっていたり、掃除ができていなかったりして、「これをやらなきゃいけないのは私か?」と思ったりして。
山田:はあちゅうさんは家事とかやるの?
はあちゅう:それなりにはやります。でも、自分の家にいれば発生しなかったはずの作業が、負荷として私にのしかかってくるのが嫌なんです。
山田:それは彼に言うの?我慢するの?
はあちゅう:そういえば、言ってないかもしれないです。
彼に「あなたも同じだけやりなさい」とは言っているので、彼の中で家事の分担は半々になっているんですよ。でも、私の中では「私の家じゃないし」って思いがあるので、ストレスがありますね。