65歳の初恋!?還暦乙女の不倫と駆け落ち/外資系OLの恋愛沼(4)

大学の後輩から相談された「おばあちゃんの初恋」

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「うちのばーちゃん、不倫してるみたいなんですよ」

唐突に受けた大学時代の後輩からの相談に、おもわず「へっ!?」と声がでました。

不倫といわれたとき、とっさに「うら若き女子×ズルい既婚男性」の組み合わせを想像される方も多いのではないでしょうか。ところが最近は「未婚男子×既婚女子」不倫も増えているようです。女性もお給料を稼げる社会になってきたことで「ズルい大人」の世界に女子も加わるようになってきたのかもしれません。

しかし、さすがに「うちのばーちゃん(65歳・女性)」事案は考えたこともありませんでした!
ドイツじゃ65歳の女性が4つ子を妊娠しているってのに、すっかり時代に乗り遅れていました。

後輩も相談していながら「笑い話なのか、悩んだらいいのかわからない」といった表情。加えて、まだ彼女以外のご家族はその事実を知らないんだとか。シェー!修羅場!

そこでひとまず、詳しいお話を本人に伺ってみることにしました。

「初恋」を手に入れた2000年代の”還暦女子”

待ち合わせに現れたのは、落ち着いたリネンブラウスと麦わら帽子の女性。麻布あたりにいる「素敵なおばさま」を絵に描いたような婦人でした。還暦になったって、女子は女子です。

――今のお相手とは、どこで出会ったんですか?

「趣味でね、ワイン教室に通ってるんですよ。麻布や広尾ですとレストランが経営しているワイン教室があってね。そこで受講していたときに出会ったんです」

出会いの場からしておハイソ!庶民生まれの雑草育ち、道端の草は大体トモダチ、な私の心が干し草になりました。

「そこで彼のほうがワインに詳しかったんですね。すっかり彼の生徒になっちゃって、気づいたら会うのが楽しみになっていって」

――ワインという単語だけを除いたらちょっと中学生の恋愛みたいですね。

「そうなのよ!青春ってまさにこういうことなのかしらぁって、それからワイン教室をやめても、一緒にお昼から会うようになりましてね。私の初恋ですよ。ふふふ」

なるほどランチ不倫。65歳ともなればお仕事を引退した人も多いから、昼から会える。これは斬新!