百聞は一見にしかず

同じように移動をしてみないとわからないことが沢山あります。
ただ移動をすることだけで見えてくる景色の違いや
ただ地元のテレビを観ているだけでも沢山の気付きがあります。
地方の駅前のシャッター商店街から車社会の浸透具合がわかりますし、
車窓から見える耕作放棄地から日本の農業の担い手不足がわかります。

私は千葉県と東京にしかルーツが無いので、こういうダイナミックな変化に
気付きにくいのですが、東京から遠い地域から来ている人達は
最初からそういう視点を持っていたり、
帰省の度に東京と比べることができて羨ましいなと思うのです。
その違いにアイデアや発想の素が沢山あるのです。

私が東京から遠い所から来ている人に魅力を感じるのはそういったことが
理由なのかもしれません。
移動をするということはそれだけで視点が広がる素敵なことなのです。
観光はあまりできませんでしたが、改めてそのことに気付かされた札幌旅行でした。

Text/肉乃小路ニクヨ

次回は <恋愛を楽しめるのは30代から?携帯電話を盗み見しなくなるほどの心の余裕を>です。
恋人の携帯電話をこっそり見てしまった経験はありますか?浮気を疑っていたり、パスコードが解除されていたからなんとなく出来心で…理由はいろいろですが、見てもいいことはなにひとつないと語るのがニクヨさん。人に対する興味が過剰なときは恋愛もうまくいきづらいからこそ、ゆとりを持って相手を見つめられる30代以降の恋のほうが楽しめるのかもしれません。