一生ペーペー扱いでいられますか?他人に敬われたい気持ちは言葉で表現できる

肉乃小路ニクヨのニューレディー入門 Nhân Lê

先日、お店の後輩に言葉遣いについて指導しました。
お客様への言葉遣いや内容に敬意が感じられなかったからです。
口うるせえBBAだと思われるのも覚悟の上で注意しました。

フラットな関係の時代になったから、言葉遣いを気にするなんて古い考えだ
なんていう人もいるかもしれません。
客商売だってサービスを提供しているのだから、対等な関係だという意見もあるでしょう。

もちろん私もお客様は神様だから絶対に敬えとは言いません。
でもね、言葉はあなたの気持ちを表現する最も強い道具なのです。
あなたがいつまでもお客様や他人に敬意を払えなければ、
あなたは敬意を払えない人というレッテルが貼られます。
人に敬意を払えない人は、人から敬意を払われません。
自分がやったことは必ず自分に返ってきます。

一生ペーペーの扱いで誰からも敬意も受けずに生きていくという覚悟を決めて
いるなら良いですが、年齢が上がって、お金を使う側になっても
タメ口や雑な扱いを遥かに年下の人からされることにも耐えられますか?

私は人間が出来ていないので、耐えられません。
だからお客様や目上や年上の人には敬意を払って敬語を使います。
年下の人にも、お金を払ってサービスをしてくれる人にも基本は敬語です。
その人達に自分も大切に扱って欲しいから、敬意を払います。

敬意や感謝をし続ける理由

ペコペコ頭を下げ続けるなんて
そんな人生嫌だという人もいるでしょう。
自分が客でお金を払っているのにどうしてそんなに気を遣う必要があるのか?
若いあなたにはわからないかもしれません。
私も若い頃はわかりませんでした。

結論から言うとその方が得することが圧倒的に多いからです。
同じ支払い額でもサービスが良くなるし、
用事を頼んでもスムースにいくことが多いのです。
後輩や従業員に舐められると思っている人は昭和時代のヤンキーと同じです。
高圧的にものを頼むよりも、丁寧に頼んだ方がこちらが望んだ結果を受けます。

特に接客をするのであれば、
気持ちよくお金を使っていただくことに
働く人の値打ちが出ます。
敬意を払った態度は良いお客様を呼び、
さらに仕事がし易くなるでしょう。
私はその呼び寄せの法則を信じています。

親しみをこめた接客というのは
そういったことが出来た上で、お客様がそれを熱望しているのなら
細心の注意を払って行います。
それでもやっぱり、敬意を忘れずに丁寧な対応を心掛けます。
経験上、お客様は豹変する可能性があるからです。

人間の地雷というのは何処にあるのかわかりません。
あまりにお客様との距離を縮め過ぎるとその地雷を
うっかり踏んでしまうことがあります。
適切な距離感というのは何事にも大事です。