大人になってもいじめは続く?レベルの低い鬼がいる社会の乗り越え方

鬼のいじめの構図と対処法

肉乃小路ニクヨ 恋愛 ニューレディー おネエ 淑女 Vincent Tam

先週に続いて、鬼の話をしましょうかね。
渡る世間は鬼ばかり、ではありませんが、
職場でも学校でもママ友仲間でも、レベルの低い鬼がいて、
人が集まる所にはだいたいいじめが起こります。
いじめは良くない!
私も思います。
でも自然にしていたら良くないことをしてしまうのが人間です。
批判を承知で書くと、この先もいじめはなくならないし、
完全になくす必要もないのかなと思っています。

だからといって肯定をしているわけでもないです。
それで亡くなる方もいらっしゃるのですから、
そういう悲劇は起こらない方が良いとも思っています。

人間の本能

人間の本能というのは、性的衝動と暴力的衝動に支配されています。
生物ですからね、基本的には、生存競争と種の保存のための本能です。
これらの衝動を法やルールや芸術を使ってコントロールすることで
人間社会は飛躍的に進化を遂げましたが、
常に自分の中にもそういう衝動を抱えているというのを
自覚しなければいけません。

自分より弱いターゲットにマウンティングをして
自分を優位に立たせようとするいじめもその延長線上です。
だからいじめは老若男女を問わず、世界中のどこでも起こります。
島国日本だから起こっている問題ではないのです。
アジアでも、アメリカでも、ヨーロッパでも、アフリカでも
人がいるところには必ずあります。
根源的な衝動の発散と快楽がそこにはあるからです。

大事なのは塩梅を教えるということです。
度を過ぎたいじめは、犯罪に当たります。
暴行を加えた場合は暴行罪、脅迫をした場合は恐喝罪、
警察に介入させるべき案件です。
この点については子供にも、大人と同じ対応で良いと思います。
そうすることで命に関わるようないじめは減っていくと思います。

また、人をいじめるのは衝動の発散にはなりますが、
自分に何の成長ももたらさないということも教えた方がいいと思います。
いじめっ子は私の経験上、あまり出世しません。
レベルの低い衝動の発散ばかりして、
自分の成長に関わる大事なことに時間を使わないからです。

いじめられている子にも自分を振り返った上で反省点がないようだったら
その場から逃げることを教えましょう。
低レベルな衝動に対処をする必要はありません。
集団ヒステリーになった人たちには、距離を置いて頭を冷やしてもらい
自分の愚かさを考えてもらいましょう。

ただ、そうは言いつつも私がいじめを根絶すべきではないと思うのは
小さないじめは考えるきっかけや試練を提供するからです。
どうしていじめたんだろう? どうしていじめられたんだろう?
何であんなことしたのだろう? そういうことを考えることで
己を知り、他人を知り、人間を知るきっかけになります。