子どもが生まれると評価ポイントが変わる
ところが、子が生まれると、「トキメキ!」よりももっと、切実に、必要なものが出てきたのです。例えばそれは、シンクに残っている食器を黙って洗ってくれたり、散らかっている部屋を何も言わずに片づけてくれるといった家事能力と、協力する気持ちがあることだったり、育児を妻に丸投げせずに、できるだけ子どもと関わろうとする姿勢だったり、はたまた、休日には妻にひとりの時間を作ってあげるという気遣いだったり。そういった家庭に対する当事者意識が何よりもその男性を評価するポイントとなる。
ゆえに、友人や知人やママ友の配偶者などで、いくらかっこよくてオシャレでも、家事や育児にコミットしていない男性を見ると「あー、ちょっとないなぁ」なんて思うし、逆に保育園の保護者会に参加している男性は、無条件で「おお、いい男!」と思ってしまう。
食器を洗っている夫の髪が乱れまくっていることや、履いているスエットがボロボロなことなんてどうでもいいし、ちょっと太ったところでまったく気にならない。店の予約? 休日に息子を連れて公園に連れていってくれさえすれば、そんなものはわたしが手配する。
子を産むと男性を見るポイントが変わる。ゆえに東出とは一発ヤレるもんならやりたいけれど、絶対に結婚はしたくないなぁ、というのが今回の不倫報道で思ったことなのですが、一方で難しいのは、結婚と恋愛をどうやって両立させて続けていくかということです。(次週に続く)
Text/大泉りか
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