最も無意味な飲尿とは?
というのも、通常、「彼女にオシッコを飲んで貰いたい」と願う男子は、支配欲か加虐心を満足させたいというのは本音のところ。
なのに、ゴクゴクとまるで仕事を終えた後に、ビールでも飲むように美味しそうに飲まれては、飲ませ甲斐がないと、ガッカリしてしまう。
まぁ「オシッコを喜んで飲む変態女だったなんて!」とゾクゾクと興奮を覚えてくれることもあるかもしれませんが、変態女の称号が欲しかどうかも問題です。
というわけで、もしも彼氏から飲尿を求められて、「飲んでやってもいいかな」と気が向いた際には参考にしていただけましたら幸いです。
と、ここまで書いて、まだ文字数が余っているので、わたし史上、最も無意味な飲尿経験について語ってみたいと思います。
あれは当時付き合っていた男性の、ひとり暮らしの部屋でシャワーを浴びた後のことです。彼の家の浴室はユニット式でトイレと同じスペースにありました。
綺麗さっぱり身体を洗い流して、上機嫌で風呂から出ると、「暑っつー!喉が渇いたー!」とテーブルの上にあったお茶のペットボトルを取り、なんの疑いも持たずに口を付けたんです。
が、喉に流し込んだ瞬間、ちょっと麦っぽくて、しょっぱい味が口の中に広がった。
予想もつかない味わいにパニックを越して咳込んでいると家主がド爆笑しながら「えっ、お前、それ飲んだの? 風呂入っててトイレ使えなかったから、さっきそこにオシッコしたんだけど」と。
プレイとしてならば、達成感に寄る恍惚や被虐的な性的興奮を憶えることも出来るのですが、ただ飲んでもただのしょっぱくて臭いだけの液体……。
あっ、ちなみに飲尿健康法なんてものが流行ったこともありますが、身体が不必要だとして排泄したものなわけですからね…
…次回は《失ってしまったロマンチックを取り戻す方法》をお届けします。
Text/大泉りか
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