なぜダメ男との付き合いを辞められないのか
Andrés Carreño
セフレ以上に昇格はないという態度があからさまな見下し男、核心に迫られるのをのらりくらりと逃げながらも関係をずるずると引っ張るヤリチン男、絶対に妻と離婚しないであろう不倫男、何度も何度も浮気をくりかえす鳥頭男。世の中には女を幸せにしない男どもがうようよと生息しています。
「この男と一緒にいても、何もよくないと自分でわかっていて、でも、あまりになにもない毎日は寂しすぎる」し、「なんならこっちだって分別のある大人の女なんだから、オイシイところだけ摘まむつもり」と割り切って関係を続けているつもりが、気がつけば夜中に会いたくて会いたくて震えている自分がいる。震えるだけなら飽き足らず、鬼電攻撃で相手の携帯を震わせてしまい挙句、「うぜぇ、怖えぇ」と今その腕の中にいる別の女を相手に、陰口まで叩かれる踏んだり蹴ったり。
正直、不幸か幸せかで言ったら、どうしても不幸に思えてしまうのですが、しかし、人様の生き方に口だしが出来るほど、こちらだって素晴らしい伴侶を持っているわけではなく、むしろ、どちらかといえばわたしもまったく同じ穴の貉……。
というわけで、なぜ多くの女たちが、ゴミを愛でることに甘んじているのかを疑問に思い、「ちょっとアナタ、不幸そうな恋愛していらっしゃいませんか?」という方に、その男と別れない理由を尋ねてみたところ、一番多く返ってきた言葉がコレでした。
「身体の相性がめちゃくちゃにいい」。
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