どうも。佐々木あららです。
心の中で怨霊に化けそうなダークな恋愛の思い出を告白し、短歌にすることで浄霊していこう、というコーナーです。今日は「お酒」編の最終回。
今月は投稿数が多く、ほんとうはまだまだいいやつがあったのですが残念ながらあと3通のみの紹介となります。力作を書いてくれた何人かのかた、ごめんなさい。またお願いします。募集テーマが切り替わった瞬間に投稿すると採用率が上がるみたい。
では、誌面がもったいないのでさっそく最初の投稿から。
コンドームが破れました
えりっくさん(東京都)
エピソード:
先日、男友達とセックスしてしまいました。
友達数人と飲んだ帰りに二人で彼の家へ。テクニック面に不満は残りつつもそれなりに楽しみました。
が、最後の最後でコンドームが破れてしまい避妊に失敗。
ムードも一転「病院どうする」「明日あいているのはどこだ」などと、気まず〜い雰囲気に。翌朝早々に帰宅しました。
無事に病院でピルを処方してもらえたのですが、待合室で、
「彼氏でもない男との、そこまで良くもなかったセックスのせいでこの出費と時間。割に合わない……」とガックリでした。
その後、彼とも疎遠になりました。
もっとあやふやな期間を楽しめばよかった。苺だけ食べてしまったショートケーキのようでした。
あと何度 土曜の朝にパンティーを手洗いすれば懲りるのでしょう(えりっく)
ああ、わかります。青ざめますよね、あれ。
コンドームは「つまらないセックスほど破れる」という呪われた特性があるんです。
別に非モテ祈祷師たちの積もり積もった怨念によってそうなるのではなく、ちゃんと理由があります。
コンドームの破れる原因の第一位は「正しい装着の仕方を知らないから」。要するにセックスに慣れてない男とするときに破れがちです。
また「古くなった製品を使ったから」というのもよくある原因のひとつ。使う機会のないコンドームを期限切れまで持ち歩く人は誠実なのかもしれないけど、その回のセックスに関していえばやっぱり満喫は難しそうです。
さらに「女性がじゅうぶん濡れてない状態で激しく出し入れする」のも危ないのだとか。摩擦で引っかかってゴムに無理な力が加わってしまうそうです。そんなケース、もう独りよがりなプレイしか想像できません。
あとは「小さすぎてブカブカで抜ける」「途中で萎えて膣内に置き忘れる」などなど、なんでしょう、どれもこれもハッピーの匂いが微塵もしないのが「コンドーム避妊失敗事例」です。
つまらないセックスのときはさらなるダメージを喰らわぬよう、くれぐれもご注意くださいね。というか、つまらないセックスをしないようにがんばろうぜ。人生は有限。
いただいた短歌、ほどほどにダメな感じがいいです。偶然かもしれませんが、
夜が明ける 神さま僕はあと幾度このおっぱいをもめるのでしょう(佐々木あらら)
に形がよく似ていましたので、勝手に返歌だと受け止めておきますね。