「俺たち付き合ってるよ」の裏側
問題はこのふざけた「俺たち付き合ってるよ」発言です。
これには2つ意味があります。
1つは「こいつやっぱり俺の女にしとくか」というやつです。
これまた恐ろしく酷い男の心理で、寂しさと性欲を満たすために「やれる女確保しよう」と「本命ってほどではないけど、まあいいかクラスの女」をキープするクソハム野郎がいるわけです。
そんな風に「キープ女」あつかいをしてきたくせに、途中から「こいついいかも」なんて思ってきて、その女の子に執着しだす事も起こるのです。
そうなると「俺以外の男と寝てたらムカつく」という気分にもなります。
なので、やたらと詮索してくるようになるのです。
そんな男に女が言う「いったい何の立場で束縛してくるんですか?」に対する答えとして「俺たちは付き合ってる」(だから他の男とはするな)となるわけです。
もう1つは「本命の女に捨てられて寂しい」というやつです。
いくらでも女は抱けるぜ、なんて言っていても、そんな甘い話は中々ありません。
何人かいた彼女が次々といなくなったりする季節になると、その手の男は現状確保している女を「逃げられない存在」にして安心したいのです。
もしかしたら彼は「他に寝ている女」に逃げられたのかもしれませんね。
いやー…最低ですね。最低ハム太郎ですね。
バツイチ遊び人風男のすべてがこうではないとは思うのですが、よく聞く話です。
「真剣なつきあい」って何?
そんなバカハムオヤジと付き合うのもいいんですけど、貴方の言う「真剣な付き合い」って何でしょう。
何度か書いてますけど、「付き合う」というのは「定期的にデートしてSEXする」とか「親や友人に紹介して、結婚を目的に動き出す」というものだけではありません。
それよりずっと以前に「相手を1人の心ある人間としていたわる気持ち」の有無が問題なのです。
「地震があった時真っ先に心配になる」とか「雪だー」とか些細な気分を共有したいと思う、とか。美味しい物を食べた時に「あの人にも食べさせてあげたい」と思うとか、そういう気持ちが一番大切なのです。
自分の欲望も大切ですけど、相手の気持ちを考えないで「自分の人生を満たす道具」として考えていたら「幸せな時間」は訪れません。
男を結婚しろとうるさい親を黙らせるための道具にしようとか思っているなら、その気持ちは隠しておきましょうね。(隠さないと男はメタルスライムのように逃げます)