リベンジとして女を抱く芸人
芸人や漫画家などの不安定な自由業の人は、売れるまでに地獄の毎日を味わいます。
ごく稀に、すぐに成功する人もいますが、そんな人はごくわずかで、ほとんどの人が、金もなく、女もなく、芸は否定され、未来は不安だらけで眠れない、という時代を経験します。
おまけに自分と同世代の人が売れたりするわけです。
そうなると世界のすべてに「おまえなんかいらない」と言われている気分になります。
そういう暗澹とした金のない無名の男に女は冷たい(と感じてしまう)ので、孤独は深まっていくのです。
そして彼らは「いつか成功して、沢山の金と沢山の女を手に入れてやる」と、暗く心に誓うのです。
そんな時代を経て成功した場合、彼らにとって「売れてから近づいてくる女たち」は「増えた年収」と同じ「成功報酬」に見えるわけです。
その場合の「女」は「個々に心のある人間」ではなく、成功したらもらえる「女体」にしか見えません。そして孤独だった過去の「復讐」が始まるのです。
これは苦労して成功した女社長がイケメンホストに土下座をさせるようなもので、相手(敵)は「あの時冷たかった異性全体」なのです。
その上、芸人にしろ漫画家にしろ、売れる人の多くは感受性豊かな人なので、心のどこかで「お前ら女は、俺自身が好きなんじゃなくて、成功者が好きなんだろ?」と思っているのです。
そして酷いナンパを自分から仕掛けながら「簡単にやらせるなよ」と思っていたりもするのです。悲しい話です。
ではそんな有名人に恋をする時の対策案です。