バンジージャンプでポロリ!拍手喝采の理由は

大泉:あと、色気といえば、別に何か得した話ではないんですが、これまたタイのサムイ島に行った時のことです。
一緒に行った当時の彼氏は、潜入系ライターで、宗教だったり、精神病院だったりと、わりとハードな取材を得意とする人だったんですが「バンジージャンプをしたい」って言い出したんです。
私は「バンジーなんか無理。見るだけにしておく」と。

丸山:ちょっとこれ高いですよね……。

大泉:そう、行ってみたら想像以上に高かったんですよ。
それでいざ現地についたら彼氏が「高いから、俺やっぱやらない」ってビビってひよったんです。
その瞬間、私の中で「お前がヤラぬのならワシがやる」ってやる気魂がムクムク出てきて。
私が飛んだら、彼氏に勝てるみたいな。

丸山:なんで、そんな対抗意識燃やしているんですか(笑)!

大泉:まぁ私も若かったので(笑)。で、飛んだわけです。
でも、バンジージャンプなんてやるつもりなかったから、ノーブラでワンピースだったもんで……。

丸山:こういうことになってしまうわけなんですね(笑)

南:これは、本当のパンツ?

大泉:そう。しかも、豹柄に赤のラインが入っているサイタマ色強めの(笑)

丸山:このバンジーを見ているおっさん、めっちゃ喜んでますよ(笑)
サービスショットじゃないですか。

大泉:旅行者のイケメン白人が10人くらい、バンジー台の下でビーチバレーをしていたんですよ。
それで、皆「ひゅ~! ジャパニーズガール最高!」みたいな。

丸山:どのタイミングでこうなるって気づいたんですか?

大泉:落ちるまでは気づかなかったですね。
バンジージャンプをやれば、彼氏に勝てるっていうマウンティングしか考えてなくて。
しかも、バンジーの映像を観たことある方はわかると思いますけど、ロープが何回も上下するんですよ(笑)

丸山:落ちて、何バウンドぐらいでこれ「ヤバい降りたくない」って思ったんですか?

大泉:いや、むしろ、勝利のヒーローみたいな気分でした(笑)。
「日本人だって、やるときゃやるんだぜ!」って。
まぁ、むしろ恥さらしだって話でもありますが。
それで、彼も悔しくなったみたいで、この後に結局飛んだんですが、全然注目されなかったですね。

丸山:男だったら、ヒモ切れるくらいのインパクトがないと勝てないですからね(笑)

大泉:やっぱり女は得ですね。
こうやって笑いも取れるし…って旅先で笑いをとってどうするんだって話ですが。
というわけで、皆さんも、ぜひ勇気を出して海外へ飛び出していってください。
きっと貴重な体験が出来ると思うので。
南さんと丸山さんの著書を読んでおけば、ちょっとしたトラブルは事前に防ぐことが出来るはずです(笑)!

Text/大泉りか

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あまりの面白さに『だめんず・うぉ~か~』の倉田真由美が画を添えることになってしまった、日々の悩みがドンだけ小さなものだったかを思い知らされ、新たな職業、エッセイストとして著者の一歩が踏み出された。
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