友情結婚とお見合い結婚
アル:周りのこじらせてない女子は「私は恋愛に興味が薄いし得意じゃない」と自覚があるうえ、恋愛に対する期待値も高くない。
だからドラマみたいな大恋愛を夢見ず、1人の男性と淡々と長く付き合って結婚しています。
AM:結婚生活の幸福度を見ると、そういう女子が一番かもと感じます。
アル:友情結婚パターンですね。学生時代からの彼氏と結婚して、今さら恋愛感情はないけど一番楽っていう。
知り合いに姉妹がいるんだけど、姉は本物の友情結婚をしました。
一番気の合う男友達と「セックスもしないし、子作りもしない」って同意の上で結婚した。2人とも惚れたハレたには興味ないけど、家族=パートナーは欲しかったからって。
で、その妹はお見合い結婚しました。「私は恋愛が苦手だから、初めから結婚を目指した」と。姉妹とも恋愛ナシで結婚したけど、すごく円満に暮らしていますよ。
むしろ恋愛がない方がいいかもと思う。恋愛は脳内麻薬が切れると冷めるから。それに日本人はもともと恋愛が苦手だから、その方がスムーズですよね。
恋愛結婚が主流になったのはここ数十年の話で、親が結婚相手を決めるお見合いの国だったわけだし。
AM:もともと恋愛文化のあるヨーロッパなんかとは違うわけですね。
アル:「本当の自分は恋愛とか苦手だし、女子力とか面倒くさい」って女子は多いですよね。
そういう人は<女子力を高めて恋愛せよ>って世間やメディアの声は無視して、自分を認めた方がいいと思う。「こんな自分はダメなんじゃ」とか悩むと、ますますこじらせるから。
AM:どうすれば無視できるんでしょう?
アル:周りのこじらせてない女子は、女性誌も恋愛本も読まないしSNSにも熱心じゃない。マニアックな海外のSF小説とか読んでいる子が多い。
そんな風に、とことん自分の好きなことだけしていると「自分はこれが好き、居心地がいい」って感覚が研ぎ澄まされるんじゃないかな。
情報を入れすぎると感覚が鈍って、本当に欲しいものがわからなくなるし。すると自分軸で選べなくなっちゃう。
AM:マジメな女子は「こうしなきゃモテない、結婚できない」と思いがちですし。
アル:「男に選ばれる」じゃなく「自分が居心地のいい男を選ぶ」って発想に変えた方がいいと思う。