「ジェーン・スーのチャット相談室」連載で御馴染みのジェーン・スーさん、初の書籍『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』発売を記念して、書籍に掲載されている101個のコラムのうち10個を、AMで独占先読み企画として公開!
本の発売は10月12日ですが、その前にぜひ、こちらで試し読みをしてみてください。
【前回の記事はコチラ】
【4】彼の友人との初食事!過度な自虐ネタはNG?
【5】独身の楽しさが半減するぐらいなら、結婚しない方がマシと思っている。
この楽しくて仕方がない独身生活を捨てたくない。
まさに独身は麻薬(シングルイズドラッグ)!
そんな独身お楽しみジャンキー(中毒患者)をめとる男はおりませんでした。
私たち未婚のプロ、別名「独身お楽しみジャンキー」は、付き合うには楽しい。
しかし、付き合っている男には「この女、結婚しても独身生活の自由を絶対に手放さない!」とバレている。
男から言わせれば、ふたりの生活より自分のお楽しみを常に優先する相手は勘弁でしょうし、「貴様より、独身のお楽しみの方がいい」と断られる可能性があるプロポーズだって口にするはずがない。
男は男で「結婚したら、ある程度自分の人生に寄り添ってほしい」と考えていますから。
そこで、「お楽しみより俺を選べ!」と言ってくる男は、残念ながらおりませんでした。
既婚者の話を聞く限り、独身生活のお楽しみ(=やりたい放題の自由気ままな生活)が半減しない結婚生活は存在しないようです。
ましてや、それが倍増する結婚なんて、聞いた試しがない。
結局、独身の快楽を味わい続けたり、充足感を倍増させる理想の結婚なんて存在しないんですなぁ。
もちろん、「独身の楽しさ」は「独身のさみしさ」と背中あわせ。その「さみしさ」が「楽しさ」を凌駕する女にとっては、さみしさ消去が人生のファーストプライオリティになります。
さみしさから解放されるなら、今のお楽しみを手放すことだって厭わない! そんなふうに腹を括った途端、プロポーズされた女もおりました。
「自分が自分じゃなくなるぐらいだったら、さみしさが楽しさを凌駕するまで独身生活の楽しさを味わいつくしたい!」と独身チキンレースを続けているのが、ジェーン・スーと愉快な未婚の仲間たちです。
そしていつか、さみしさが楽しさを凌駕したとき、そこには誰もいない可能性が……。
そんなリスクを最大風速で感じながら、私たちは今日も走ります。
『ジェーン・スー 私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』
著者:ジェーン・スー
発行:ポプラ社
10月12日発売
Text/ジェーン・スー
【前回までの記事はコチラ】
【1】彼氏が3年以上いない!のは危険?
【2】すんなり結婚できる女は○○の腕がいい!
【3】彼の喜ばせたい気持ちを無意識に踏みにじる
【4】彼の友人との初食事!過度な自虐ネタはNG?
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