嫉妬の感情は外にまき散らすものじゃない

 とはいえ、嫉妬は避けられない感情だと俺は思います。

 人間だからまわりからの評価はすごく気になるし、承認欲求だってあるに決まってる。
たとえば自分が嫌いな人が上手くいってたとして。
「失敗しちゃえば良いのに」って気持ちがないと言ったら嘘じゃないですか。正直、俺は素直に応援できないよ。

 ひとつの方向性として、嫉妬のエネルギーは自分の内側に向けるものだと思う。
陳腐な表現を使うなら成長のバネにする。
あのドロドロモヤモヤした感情をくすぶったり、他者をこき下ろすために使うんじゃなくて、自分を成長させていくポジティブな要素としてさ。

 俺の持論だけど、上手いことやってる人はそれを裏付ける良さがやっぱりあるんですよ。
最初に挙げた例で言えば、チヤホヤされる女の子は男を楽しませるノリを抑えてたり、女友達は彼女には言えないグチを言える存在だったり、要領のいい子は自分本位じゃなくてまわりから求められる動き方をしていたり。

 彼女たちの「何が良い部分なのか」を素直に認めて(これが一番むずかしい)、そこを素直に吸収しようとする気持ちをまずは持ってみる。
自分に足りないものに気づくことができれば、そのあとの動き方だってきっと変わってくるじゃないですか。
(単純に自分が鼻持ちならない奴の長所をパクっちゃうってけっこう快感だったりしますよ。)

 人は人、自分は自分。きっとこの言葉の意味のひとつはこれなんだと思います。
結局は自分自身がどうあるか、どうあろうとするかでしかないんじゃないでしょうか。

 すごくコントロールの難しい感情で、たぶん一生付き合わざるをえない感情だと思うけど、そうやって「本当に素敵な自分」になろうとし続ける姿勢を持っている人、それが綺麗な女性なんだと思います。

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Text/ファーレンハイト

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