ワンクッション置いてから話しだす、脳ヨガ
ジェーン・スー:根気のある友達とじっくり話をする時間をとってみては? 私はいまこういうことで悩んでいるんだけど、どう思う?から始めて相手が言ったことをよく聞くトレーニングです。
そこに脊髄反射ではなく、「いまあなたが言ったことはこういうこと?」と確認をする、脳ヨガ。
もえさん:まずはワンクッション置く。
ジェーン・スー:うん。ちゃんと「あなたが言った意味はこういうこと?」って尋ねないと、相手も話を流してしまうだろうから、ちゃんとひとつずつ確認してみて。
もえさん:現段階では、上手く話せないことがトピックになってしまいそうです…。
ジェーン・スー:それでもいいんじゃないかな?私はうまく話せないのが悩みなんだけど、それについてどう思う?から始めればいいし。で、相手が言ったことに「~~という意味ととったんだけど、正しい?」って。
そして、それが正しいか、また漏れがないかを繰り返して、完全に一致させる。
あとは「どうして私はうまく話せないんだと思う?率直な意見が聞きたい」と聞いて、相手の意見と自分の認識が合うまで繰り返す。突っ走らないで考える練習。
もえさん:人の話を「ふんふん」って、なにげなく聞き流していたんですが、今考えるととんでもなく恐ろしいですね。友達に協力してもらいたいと思います。
相手の話→こういうこと?っていう確認→整理…の繰り返し。確認作業大切ですね。
ジェーン・スー:ノリとかやさしさとかではなく地頭のいい友達いる?男でも女でも。
もえさん:頭のきれる友達は何人かいますね。
ジェーン・スー:じゃあその人たちと一対一でやればいいねゆっくりゆっくり。
もえさん:はい、ゆっくり考えようっていう気になりました。落ち着いて話せるように。