“人に見せるための人生”になるリスクは大きい
さらに、現代はSNSなどを使って、「自己プロモーションをする人」が増えてきました。でも、それに伴うリスクというのは、意外と大きいです。
その最たるものは、「人に見せれば見せるほど、“人に見せるための人生”になってしまうこと」です。
例えば、好きでもない人と付き合ったり、ハートの伴わないセレブ婚をしたり、私生活を売りにして自分の価値をアピールするという手段を好む人が、無理に充実した生活をしているように見せるようとすると、本来の幸せとは遠ざかっていきます。
もちろん芸能人の中には、「自分の生き方を見せるのが仕事だ」と思っている方もいらっしゃるので、そういう方々にとってはそのリスクは致し方ないところもありますが、そんなリスクを負う必要のない一般の人が、“人に見せるための人生”を演出し、自分を追い込んでしまったら、その先、本当に幸せになれるのでしょうか?
シンプルな言葉で言ってしまえば、そういう人は、単なる“見栄っぱり”です!
SNSが浸透してから、リア充アピールは特別なことではなくなりましたが、そこにあるその人の本質そのものは、SNSが浸透する前と何ら変わりません。単なる「見栄」です。
もちろん見栄をはりたければ、はればいいでしょう。ただ、そんなことをしていると、幸せが遠ざかりますよ?
使うときには、その人の本質が出てくる
大人女子はSNSを使うにしても、自分の生活を生かす程度に上手に距離感を保って使います。
だから、日常を便利にする道具ではあっても、それに振り回されたり、影響を与えられ過ぎたりすることはありません。
実は、私の周りで本当に充実して幸せな人は、むしろSNSを頻繁にやっていない人の方が多かったりします。
そういう人は、やる暇がないんですよね。スマホやパソコンを触っているよりもリアルな生活で楽しむことに満たされているからです。
どんな道具でも使いようです。そして、使うときには、その人の“本質”が出てきます。
大人になればなるほど、周りの人たちはわざわざ指摘してはくれません。でも、使い方によっては、むしろ自分の評価を下げてしまっていることもあるかもしれませんよ?
SNSを上手に使える人でありたいものですね。
子供おばさん……SNSの「いいね!」数で自分の幸せをはかり、リアルな幸せから遠ざかる。
大人女子……SNSとは上手に距離を保ち、日常生活でリアルな幸せを得る。
Text/ひかり
初出:2014.10.07
■もしかして子供おばさんかも!な言動
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