相手に自分以上の苦しみを与えたい気持ちがシカトに

デートDVをする人は、『後出しじゃんけん』をするとよく言われています。
この『後出しじゃんけん』とは、最初から自分の怒っているポイントを教えてくれないという意味です。

まず、相手に考えさせます。必死で考えさせます。自分が気分を害されたと思っているデートDVの人は、その怒る感覚にさせられた対象者(恋人)に対してとても大きな怒りを感じています。
自分の怒り苦しむ気持ちを相手にも同等、いや、それ以上の苦しみを与えたいという気持ちを持つようです。
だから、簡単に自分がどこで怒っているかを教えない作戦に出ます。

自分が怒り、黙っていると、恋人は「これが悪かったのかな?ごめんね。それともこれが悪かったのかな?ごめんね」とシカトされている間に自分が考えられるだけのことを考えて伝えてきます。
すると、「そんなこともあったのか!」と更に怒りが増すなんてこともあるようです。

シカトというのは、とても卑怯なやり方だなって思います。
自分が何かイヤならそれを相手に伝えるのが人間関係だと私は思います。
それを放棄しておきながら、相手の反省を促すというのはとっても卑怯ですよね。
それを、こんな奴どうでもいいわと思えないのが、このデートDVに入り込んでしまった人の心理状態なんですよね。

シカトはあなたが彼の気に入らないことをしたからでなく
彼の人間性が理由

何度も書いていますが、「私が悪いんだ」という気持ち、「私がもっとがんばらないといけないんだ」という気持ちが相手のする最低な行動を正当化してしまうことに繋がります。

でも、それは違いますよね!
何か恋人が気に食わないことをしてしまった。 こんなこと、人間なんだからあって当然なんです。
それで喧嘩になることはあるでしょう。あっても良いと思います。

でも、長時間のシカト、または長期間のシカトをしてもいいということにはならないです。それは、その人の人間性がそうさせているんだと思います。

デートDVの関係性に入ってしまうと、常に「自分が悪いんだ」という気持ちに陥りやすいですが、もし今、シカトをされているとしたら、もうこちらから連絡するのは止めて見ましょう。
そして、1回相手のことを考えてみましょう。本当にいい男ですか?
何かあるとシカトしてくる人、そんなに素敵ですか?

きっと違うと思います。